レディスサポートブック2022 メーカーイチオシ!バイクセレクション

YAMAHA YZF-R7

ヤマハ YZF-R7(2022年モデル)

※本記事は姉妹誌レディスバイクからの転載記事です。

街中からワインディングまで幅広いステージで活躍する予感

ヤマハのフルカウルスポーツシリーズYZF-R。その最後発で今年デビューとなったのがこのYZF-R7です。パッと見てYZF-Rシリーズの1台だとわかるスタイリングをまとった車両のモデルコンセプトは“Fun master of Super Sport”という“楽しさ”を追求したものなのです。

 

ヤマハ YZF-R7(2022年モデル)

YAMAHA広報さんのオススメポイント

  • 幅広い方に楽しんでいただける“楽しみ切れるスーパースポーツ”モデル。軽量コンパクトでスリムな車体は、初めての大型モデルとしてはもちろん、ダウンサイジングにもぴったり!
  • スキニープロポーションにより、スーパースポーツモデルでありながら良好な足つき性を確保。街中からスポーツ走行、ツーリング、どんなシチュエーションでも楽しめます。
  • ブレンボ製ラジアルマスターシリンダーや倒立式フロントサスペンション、アシスト&スリッパークラッチなどを装備しながら、税込100万円を切るお得な価格設定。

YAMAHA YZF-R7のスタイリング

COLOR VARIATION

ライダーを選ばないフレンドリーさを追求

現在ヤマハは、同社のスーパースポーツとくくられるフルカウルスポーツ車両にはYZF-Rという車種名を採用しています。そんなYZF-Rシリーズに昨年末加わったのがこのYZF-R7です。YZF-Rシリーズに詳しい人だったら、1000㏄のR1、600㏄のR6とオーバー400㏄クラスに2台のYZF-Rがあり、さらに600㏄にかなり近い700㏄に、なぜ同じカテゴリーの車両を追加したのか不思議に思ったことでしょう。実はR7とR6、根本のところが異なっているのです。先にラインナップされていたR6は、“サーキットを極める”ことをコンセプトにしていたのに対してR7は、“楽しさを極める”ことを追求しています。具体的にいうと、ビギナーにもとっつきやすくてワインディングを気持ちよく走れる、そしてサーキット走行にもチャレンジしてみたくなるような車両ということになります。さらに実際にサーキットを走っても、十分に楽しめるよう開発されているのです。

 

実車に目を移すと、スーパースポーツモデル然としたフルカウルにおおわれたボティで、ひと際目立つのがフロントカウル先端部のM字ダクト開口部です。この開口部こそがYZF-Rシリーズのアイデンティティの一つになっていて、その出どころはロードレースの最高峰MotoGPに参戦するファクトリーレーサーYZR-M1になります。世界最高峰のレースで何度も勝利している車体から受け継がれている部分ということで、オーナーにとっては所有感を高めてくれるポイントの一つとなることは間違いないでしょう。そして、このR7のみ特別なのは、ダクトの真ん中にヘッドランプが設置されていることです。通気用のダクトの真ん中にヘッドランプを置いたら、“ダクトの意味がないじゃない”と思うかもしれませんが、もちろんそうならないよう計算され尽くされているそうです。そもそも何でこの場所に設置されたのかが気になりますよね。開発陣によると車体を細くするために考え抜いた末のことだったそうです。その甲斐もあって、この後に紹介する小排気量のYZF-R25よりも細い車体を実現しているのです。

 

このモデル、開発の命題の一つである購入しやすい価格を実現するために、ゼロから開発しているのではなく、8年ほど熟成を重ねてきたネイキッドモデルMT-07をベースに作り込まれています。とはいえフロントフォーク、リヤショック、ハンドル、ステップ、シートなどが変更されていて、ライディングポジションは、スーパースポーツらしいものになっています。だから、スーパースポーツのカッコよさにはあこがれるけれど、オーバー400㏄モデルの高いパフォーマンスはちょっと不安…、という人にぜひチェックしてしてもらいたい1台です。

YAMAHA YZF-R7のディテール

YAMAHA YZF-R7の足つき&乗車ポジション

ヤマハ YZF-R7(2022年モデル)乗車姿勢
ヤマハ YZF-R7(2022年モデル)足つき
身長:167㎝/体重:53㎏
スリムな車体ですが、両足ともカカトは完全に浮きます。ハンドル位置が低く、ステップ位置が高いので、ギュッと車体を抱え込むような、体全体をコンパクトに折りたたまれるような感じになります
ヤマハ YZF-R7(2022年モデル)乗車姿勢
ヤマハ YZF-R7(2022年モデル)足つき
身長:155㎝/体重:46㎏
両足のツマ先が地面に接地する程度ですが、車体が軽いおかげで安定感は◎です。シート前方が細くしぼられているため足を真下に下ろすことができ、ポジションもラクラクで腰への負担がかかりにくいです

YAMAHA YZF-R7のスペック

全長×全幅×全高
2,070×705×1,160㎜
軸間距離
1,395㎜
シート高
835㎜
車両重量
188㎏
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・688㎤
最高出力
54kW(73㎰)/8,750rpm
最大トルク
67N・m(6.8㎏f・m)/6,500rpm
燃料タンク容量
13ℓ
燃費(WMTC)
24.6㎞/ℓ
タイヤサイズ
F=120/70-17・R=180/55-17
価格
99万9,900円(税込)

YAMAHA YZF-R7 製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
電話番号
0120-090-819
URL
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/

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