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元祖250ccフルカウルスポーツ・Ninja250R。全年式の全カラーが大集合!!

2016年1月2日

250ccフルカウルスポーツモデルの元祖・ニンジャ250Rが登場したのは2008年のこと。

250ccながら大排気量のスーパースポーツモデルのようなフルカウルを装備して現れたニンジャ250Rは大ヒットを飛ばし、その後他社からは同様の250ccクラスのフルカウルモデルが登場していくこととなる。

ルックスはスーパースポーツ、しかしながらスーパースポーツほど尖った性能が与えられているわけではないので、普段から気軽に乗れる。そんな付き合いやすさが評判を呼び、スーパースポーツにあこがれを持つバイクビギナーだけでなく、実際にスーパースポーツに乗っていた層からも支持を受けた。

また、車両価格を抑えるため、生産・組み立てをタイの工場で行なうことで、登場時の価格は50万円を切る49万8,000円に設定されていたことも人気を呼ぶ一因となった。

そうした理由もあって、2008年の登場から2013年にニンジャ250へバトンタッチするまでの間で実に2万台近くが国内で販売された。

2013年には、ニンジャファミリーに共通して採用されているイメージを持つさらにレーシーなルックスを獲得し、ニンジャ250として生まれ変わっている。

エンジンは、248ccの並列2気筒エンジンを採用。このエンジンはZZR250に採用されていたモノをベースに、改良がほどこされている。

低中速域の扱いやすさを重視しつつも、高回転域の気持ちのいい吹け上がりも追求。回して楽しめるエンジンに仕上がっている。

フレームはスチール鋼管パイプ製のダイヤモンドタイプとし、フロントフォークにはインナーチューブ径Φ37mmの正立フロントフォークを採用。リヤショックは窒素ガス封入式のユニ・トラックサスペンションで、5段階のプリロード調整機能付きだ。

ブレーキシステムは、フロントにΦ290mmのウェーブディスクに片押し2ポットキャリパー、リヤにΦ220mmのウェーブディスクに1ポットキャリパーの構成としている。

セパレートタイプながらアッパーブラケット上側に取り付けられたハンドルは、街乗りでも違和感のないリラックスしたライディングポジションをもたらしてくれる。

ステップ位置も極端なアップタイプではなく、自然な位置に設定。スタイリングはスーパースポーツであるが、あくまでもスーパースポーツの入門モデル、あるいは並列2気筒エンジン搭載のフルカウルスポーツモデルであり、初心者でも不安なく乗れるマシンになっている。

並列2気筒エンジン採用の車体はスリムなうえ、シート高は775mmに抑えられているので、一般的な体格の成人男性であれば足つきに不安はない。

また、昨今のスーパースポーツモデルほど極端にテールが上がっているわけではないのだが、スーパースポーツルックの代償として、車体にまたがるためには意識的に足を上げる必要がある。

モデルは身長170cm・体重51kg。