軽快な走りと快適性を両立したスズキSV-7GX。その魅力は走りだけにとどまらない。後編では、ツーリングを支える充実の装備や使い勝手に注目。各部のディテールをじっくりチェックするとともに、バイクライフをさらに楽しくするオプションパーツも紹介しよう。
SV-7GXのディテール

丸型部分がヘッドライトで、一灯だがハイ/ローの切り替えが可能なバイファンクションLEDになる。左右はポジションランプで、こちらもLEDだ
スクリーンだけでなく、アッパーカウルの形状を追求することで、足元の走行風を抑えている。スクリーンは50㎜の範囲で3段階の調整が可能だ
メーターは4.2インチカラーTFTディスプレイが採用され、さまざまな情報が表示される。スマートフォンと連携させることで、ターンバイターンナビの表示をはじめ、着信通知や天気、各種アラートが表示される

右スイッチボックスにはセル/キルボタンとハザードランプボタンを配置。左スイッチボックスにはモードや情報の切り替えボタンやウインカー、ホーン、ライトの切り替えボタンが設けられている
テストライダーの要望で導入されたというナックルカバー。そのおかげで、手だけでなく腕まわりへの走行風が低減されている。徹底した風洞実験を行ない、車体全体で走行風を受け流せるよう作り込んだという

新たにアルミ製テーパータイプのハンドルが採用された。それだけでなく、旧SV650よりもグリップ位置を27㎜高く、24㎜ライダー側に寄せ、幅を50㎜拡大することで、上体の起きたよりリラックスした乗車姿勢をとれるようになっている
SV-7GXになり電子制御システムが進化した。電子制御スロットルシステムもそのひとつ。トラクションコントロールシステムやドライブモードセレクター、双方向クイックシフトシステム、イージースタートシステムなども使えるようになった
メーター左下にスマートフォンなどの電子機器の充電に役立つUSBソケット(タイプC)を標準装備。ケーブルの接続がしやすく、メーターの視認性を妨げない位置だ
旧SV650よりも容量を3L拡大し、17Lとなったガソリンタンク。航続距離が伸び、長旅もOK! それでいながらスリムな形状で、ニーグリップもしやすい
シートはライダー・タンデマー両方の快適性を高めるため、クッションを厚くし(旧SV650比でライダーは10㎜・タンデマーは20㎜)、形状も見直した。短時間の試乗だったが、座り心地は良好で、長時間乗ってもお尻に優しいという印象。シート下はETCの車載器は入りそうだが、小物などを入れるスペースはない。ただし、バッテリーとヒューズボックスにはアクセスしやすい
荷物の積載に便利なリヤキャリアを標準装備。トレリスフレームのデザインにマッチさせつつ、高い信頼性を確保(最大積載量は6㎏)。キャリア上面はタンデムシートとフラットになるように設計されているのもポイントだ。なお、グラブバーとしても活用できる

ステップはヒザの曲がりも適度で、荷重もかけやすい位置にセットされている。バーは金属むき出しだが、不快な振動は足に伝わってこない。双方向クイックシフトシステムはスポーツ走行だけでなく、疲労軽減にも結びつく。アクセルを開けた状態でシフトダウン、アクセルを閉じた状態でシフトアップも可能
フレームは旧SV650から継承したスチール製トレリスタイプ。各種マウントやステー類は見直され、ハーフカウルやリヤキャリアの採用も考慮に入れられている
タンデムステップはボルトを介してフレームに装着されているので着脱可能。端部は荷物の積載時にドローコードのフックポイントとして活用できるようになっている

単気筒なみにスリムな車体につながるのがVツインエンジンのメリットのひとつ。排気量は645㏄と、旧SV650と変わらないが、電子制御システムの強化に合わせて、さまざまな部分が見直されている。発していると適度に感じる鼓動が心地いい
最新の排出ガス規制をクリアすべく新設計されたエキゾーストシステム。加速時はVツインならではの排気音を、高速巡航時には落ち着いた音質を奏でるように作り込んだという。また、マフラーカバーはサテン調の表面処理がほどこされている
フロントフォークは旧SV650の正立をベースに、クロスオーバーならではの味付けにチューニング。ブレーキはφ290㎜のローターをダブルで装着し、キャリパーはアキシャルマウントの4ポットを装備。リヤはφ240㎜ローターシングルになる
楕円パイプのスイングアームとリンク式リヤショックを組み合わせたリヤサスペンション。リヤショックはプリロード調整が可能になっている(7段階)。タイヤは前後ともにフリップ性能・操縦安定性・耐摩耗性を考慮して、ピレリ・エンジェルGTⅡを組み合わせた
オプションパーツ for SV-7GX

素のままでも気軽に走りを楽しめるSV-7GXだが、オーナーの好みのマシンに仕上げるためのオプションパーツが多数設定されている。ここではどういったアイテムがラインナップされているかをとり上げる。なお、取り付けをショップに依頼すると、別途工賃が発生するので、それを踏まえて予算立てをしてほしい。
【ツーリングスクリーン(クリア)】標準スクリーンより80㎜高くなっている。材質はポリカーボネート。価格:2万5,300円
【コンフォートハイシート】標準シートより座面が25㎜高くなり、快適性アップが期待できる。価格:3万3,000円
【ETC2.0車載器】 高速道路を使うなら装備したいアイテム。アンテナ分離型で、取り付けには別途ETCマウントキットが必要になる(4,620円)。価格:2万8,050円
【フューエルタンクパッド】パンツのチャックなどで、ガソリンタンクを傷つけないようにするためのパッドで、SUZUKIのロゴが入っている。価格:8,800円
【グリップヒータ】冬のライディング時に重宝するグリップヒーター。全周ヒーターで左右セットになり、取り付けには別途接着剤が必要(4,180円)。価格:3万6,300円
【ミラーエクステンション】ミラーの位置を外側にオフセットさせるためのアイテム。材質はアルミで、カラーはブラックになる。なお、装着にはミラーエクステンションスペーサーが必要(3,520円)。価格:1万450円
【樹脂トップケース 27L】容量27L(高さ290㎜×幅390㎜×奥行400㎜)で、材質は樹脂(未塗装ブラック)。最大積載量は3.0㎏になる。価格:1万9,800円
【樹脂トップケース 45L】容量45L(高さ310㎜×幅600㎜×奥行430㎜)で、材質は樹脂(未塗装ブラック)。最大積載量は3.0㎏になる。価格:3万3,000円
【トップケースアダプタープレート】上記の樹脂トップケースを取り付けるために必要なプレート。価格:6,270円
【タンクバッグ(大)】容量11⇆14Lの可変タイプで、最大積載量は3.0㎏。材質はナイロンで、カラーはブラックになる。価格:3万8,500円
【タンクバッグ(小)】容量5⇆8Lの可変タイプで、最大積載量は3.0㎏。材質はナイロンで、カラーはブラックになる。価格:3万8,500円
【タンクリング】上記タンクバッグを取り付けるために必要なリングになる。価格:8,800円
【ソフトサイドケースセット】片側15L→20Lへ拡張可能なサイドケースで、左右セットになる。防水インナーバッグが付属し、最大積載量は3.0㎏。価格:8万5,800円
【ソフトサイドケース取付ブラケット】ソフトサイドケースの装着に必要なパーツ。なお、ブラケットに取り付けられているバックルはソフトサイドケースに含まれる。価格:2万3,760円
【フレームスライダー】万一の転倒時に車体へのダメージ軽減が期待できるパーツ。左右セットで、材質はPOM樹脂×アルミになる。価格:8万3,600円
【リムデカール】ホイールリムに貼る、SUZUKIロゴの入った6枚1セットのデカール。前後に貼る場合は2セット購入する必要がある。価格:9,900円(1セット)

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