大型二輪用品店ナップスが主催する大型バイクイベント『2025 NAPS MOTO-FES/MOTOGYM 関東』が2025年6月15日、埼玉スタジアム2002特設会場で開催された。当日の朝は雨が降る空模様だったこともあり、イベント開始時にはバイクでの来場者はまばら。しかし、天候は次第に回復し、お昼過ぎには駐輪場がバイクで埋まるほどの賑わいを見せた。最終的には4,000人以上の来場者が訪れ、大いに盛況なイベントとなった。
NAPS MOTO-FESとは?東日本最大級のバイクフェス
ライダーたちが楽しめるお祭り的な空間、それが『NAPS MOTO-FES』だ。会場内には、ライディングギアやカスタムパーツ、消耗品をはじめ、バイクライフに役立つ約90のブランドブースが出展されており、まるでお祭りの屋台のような雰囲気。各ブースではブランドの担当者から詳しい説明を受けることができ、中にはお得な価格でアイテムをゲットできるチャンスもある。
さらに、バイク&EVバイクの試乗会やモトジムカーナ体験会、エクストリームスタントショーなど、見る・体感する楽しさも満載。加えて、会場で配布されるパンフレットを手に各ブースを回り、スタンプやステッカーを集めるとナップスオリジナルノベルティがもらえるほか、ナップスメンバーズ会員は抽選で10,000ナップスポイント(3名)がプレゼントされるなど、お祭り気分を盛り上げる要素がたっぷりだ。
さらに、全国各地の名物を味わえるキッチンカーや、大盛り上がりのじゃんけん大会など、丸一日楽しめるコンテンツが詰まった、まさに『東日本最大級のライダーの祭典』と言えるイベントだった。
モトジムカーナとは?ライディング技術が試されるタイムアタック競技
モトジムカーナは、バイクを使ったスラローム競技で、パイロンで作られたコースでタイムを競う。特に小回りを利かせる技術や素早い反応が求められ、さらに毎回異なるコースをミスなく走破しなければならず、技術以外の要素も必要となる。また、車両のバリエーションも豊富で、排気量が大きければ勝てるわけではなく、非常に奥が深い競技でもある。
▽ NAPS MOTOGYMはツインコースで一騎打ち
モトジムカーナは基本的に1台ごとにタイム計測を行なうが、『NAPS MOTOGYM』はツインコースでの一騎打ちが特徴的。モトジムカーナと異なり、バトルも見どころの一つとなる。
今回の会場は埼玉スタジアム2002・大門上池調整池広場。これまでの会場とは異なる路面、加えて前日の夕方から当日の朝にかけての雨で、ウェット状態だけでなく、砂や泥が混ざったバッドコンディションとなっていた。そのため、予選の開始時間が遅れ、コースコンディションの回復のために清掃が行なわれた。
その後、118台のマシンによる予選がスタート。タイムアタック形式でライダーは走りに集中するが、2台のマシンが同時に走るため、観客はどちらが速いかを観ることができるのがポイント。コースコンディションが回復したとはいえ、依然として難しい状況は続いていた。ビッグアドベンチャーからスクーターまで、様々なマシンが果敢にコースを攻めた。
予選を勝ち上がった32名は以下の4クラスに振り分けられ、決勝に進出。
・25〜32位:YAMALUBE / KSK MOTOクラス
・17〜24位:LIQUI MOLY / RS TAICHIクラス
・9〜16位:MOTULクラス
・1〜8位:UP GARAGEクラス
▽ 白熱の決勝トーナメント!観る者を魅了するバトル
予選の途中で雨は上がり、決勝が始まる頃には路面はドライコンディションとなったが、砂が残る難しい状態だった。しかし、決勝各クラスでは1位を目指して各選手が果敢にアタック。予選以上に転倒が多く、観客も手に汗握る展開となった。決勝はトーナメント形式で進行し、熱いバトルが繰り広げられ、最終的にUP GARAGEクラスの決勝で熱気に包まれて幕を閉じた。
▽ NAPS MOTOGYMに出場するという目標もアリ!
観て楽しめるNAPS MOTOGYMだが、各地のモトジムカーナ練習会に参加して腕を磨き、マシンを作り込み、いつの日かNAPS MOTOGYMという舞台に立つのもありだ!
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