伝統のVツインに新しい色気をまとう
イタリアの老舗モーターサイクルブランド、モト・グッツィの人気モデルに新色が登場した。対象となるのは、クラシカルなスタイルで支持を集めるV7 STONE、スポーティな走りを楽しめるV7 SPORT、旅心を刺激するアドベンチャーモデルのV85TT、そしてツーリング性能を高めたV85TT TRAVELの4モデルである。
いずれもモト・グッツィ伝統の空冷縦置きVツインエンジンを搭載し、独自の存在感とオーセンティックなスタイリングを継承するモデルだ。2026年モデルでは、それぞれの個性を引き立てるニューカラーを採用。バイク選びに“見た目の満足感”を求めるビギナーや、久しぶりに心を動かされる一台を探しているリターンライダーにとっても、注目したいラインナップとなっている。
変わらない個性こそモト・グッツィの魅力
モト・グッツィは、イタリアで生まれた歴史あるモーターサイクルブランドである。その大きな特徴が、空冷縦置きVツインエンジンだ。一般的なバイクとは異なるエンジンレイアウトが生み出す独特の鼓動感や、横方向に張り出したシリンダーによる個性的なルックスは、ひと目でモト・グッツィとわかる魅力になっている。
ただ古い雰囲気を楽しむだけのブランドではない。クラシカルなデザインや機械らしい味わいを大切にしながら、最新のテクノロジーや環境性能も取り入れて進化を続けている。派手な速さよりも、乗る時間そのものを味わいたい。そんなライダーに似合うのがモト・グッツィだ。
初めて大型バイクを検討している人にとっては、ほかと違う一台を選ぶ楽しさがある。リターンライダーにとっては、若いころに憧れた“バイクらしさ”を、現代の快適性とともに味わえる存在といえるだろう。
V7 STONE|気負わず乗れる王道ネイキッド
V7 STONEは、モト・グッツィのなかでも象徴的なモデルのひとつ。シンプルでベーシックなスタイルを持ちながら、現代的な性能や扱いやすさを備えた、ブランドの入口としても選びやすい一台である。
2026年モデルでは、新色として「サッビアカモ」を導入。イタリア語で“砂”を意味する“サッビア”の名のとおり、マットな質感のカラーとブラックアウトされた各部が組み合わされ、落ち着きのあるタフな雰囲気を演出している。
派手すぎず、でもしっかり個性がある。街乗りから週末のツーリングまで自然に付き合えるV7 STONEは、ビギナーにもリターンライダーにもなじみやすいモト・グッツィだ。
価格は152万9,000円。新色サッビアカモのほか、「ルビードブラック」「プロフォンドブルー」も継続販売される。
SPEC.●全長×全幅×全高:ー×ー×ー(㎜)●軸間距離:1,530㎜●シート高:830㎜●車両重量:218㎏(燃料90%)●エンジン種類・排気量:空冷4ストロークOHV2バルブ縦置きV型2気筒・853㎤●最高出力:49.5kW(67.3HP)/6,900rpm●最大トルク:79N・m(8.0kgf・m)/4,400rpm●燃料タンク容量:21L●燃費(WMTC):ー㎞/L●タイヤサイズ:F=110/90-18・R=150/70-17
V7 SPORT|クラシックな見た目に走りの刺激をプラス
V7 SPORTは、V7 STONEをベースに走りの性能を高めたスポーティなモデルである。ダブルディスクブレーキ、倒立フォーク、6軸慣性プラットフォーム、さらにライディングモード「SPORT」を採用するなど、見た目のクラシック感とは裏腹に、現代的なスポーツ性能を備えている。
2026年モデルの新色は「モンツァレッド」。イタリアを代表する高速サーキットの名を冠したカラーで、V7 SPORTのスポーティなキャラクターをより鮮やかに引き立てる。
リターンライダーにとっては、懐かしい雰囲気と現代の安心感をあわせ持つ一台。ビギナーにとっても、長く付き合える“少し上質なスポーツネイキッド”として魅力的だ。クラシックな見た目だけでは物足りない、走りにもこだわりたい人に向いている。
価格は168万3,000円。新色モンツァレッドのほか、「レニャーノグリーン」「ラーリオグレー」も継続販売される。
SPEC.●全長×全幅×全高:ー×ー×ー(㎜)●軸間距離:1,530㎜●シート高:830㎜●車両重量:220㎏(燃料90%)●エンジン種類・排気量:空冷4ストロークOHV2バルブ縦置きV型2気筒・853㎤●最高出力:49.5kW(67.3HP)/6,900rpm●最大トルク:79N・m(8.0kgf・m)/4,400rpm●燃料タンク容量:21L●燃費(WMTC):ー㎞/L●タイヤサイズ:F=110/90-18・R=150/70-17
V85TT|旅に出たくなる懐かしくて新しいアドベンチャー
V85TTは、かつての冒険バイクを思わせるスタイルと、現代のトラベルエンデューロとしての機能を組み合わせたモデルだ。どこか懐かしいデザインながら、ツーリングバイクとしての快適性やパフォーマンスも磨かれている。
2025年からはユーロ5+に対応した空冷Vツインエンジンへと進化し、新たに可変バルブタイミング機構も採用。低回転から扱いやすく、高速道路やワインディングでも余裕を感じられるツーリング性能を高めている。
2026年モデルの新色は「ヤナルダググレー」。グレーを基調に、赤いフレームを生かしたストライプグラフィックを採用し、アゼルバイジャンの“燃える山”を表現している。
キャンプツーリングやロングツーリングに興味があるビギナー、再び旅に出る相棒を探しているリターンライダーにとって、V85TTは頼もしい選択肢となる。価格は180万4,000円だ。
SPEC.●全長×全幅×全高:2,240×950×ー(㎜)●軸間距離:1,530㎜●シート高:830㎜●車両重量:230㎏(燃料90%)●エンジン種類・排気量:空冷4ストロークOHV2バルブ縦置きV型2気筒・853㎤●最高出力:58.8kW(80HP)/7,750rpm●最大トルク:83N・m(8.4kgf・m)/5,100rpm●燃料タンク容量:23L●燃費(WMTC):ー㎞/L●タイヤサイズ:F=110/80-19・R=150/70-17
V85TT TRAVEL|旅装備まで備えた大人の本格ツアラー
V85TT TRAVELは、V85TTをベースにツーリング性能をさらに高めたモデルである。大型ウインドスクリーン、ウインドディフレクター、両サイドのパニアケースを標準装備し、長距離ツーリングに必要な快適性と積載性を備えている。
新色は「ゼフィーロブルー」。ギリシャ神話の風神の名に由来するカラーで、風を切って遠くへ走っていくツアラーらしい世界観を感じさせる。
荷物を積んで遠くへ行きたい人、タンデムや泊まりがけのツーリングを楽しみたい人には、V85TT TRAVELが心強い。装備をあとから足していく手間が少なく、最初から“旅仕様”として完成度が高いのも魅力だ。価格は198万円になる。
SPEC.●全長×全幅×全高:2,240×950×ー(㎜)●軸間距離:1,530㎜●シート高:830㎜●車両重量:243㎏(燃料90%・パニアケース含む)●エンジン種類・排気量:空冷4ストロークOHV2バルブ縦置きV型2気筒・853㎤●最高出力:58.8kW(80HP)/7,750rpm●最大トルク:83N・m(8.4kgf・m)/5,100rpm●燃料タンク容量:23L●燃費(WMTC):ー㎞/L●タイヤサイズ:F=110/80-19・R=150/70-17
まとめ|色で選んでも、走りで選んでも満足できる4モデル
今回のニューカラー導入により、モト・グッツィのV7シリーズとV85TTシリーズは、それぞれの個性をさらに明確にした。気軽に楽しめるクラシックネイキッドのV7 STONE、走りの刺激を加えたV7 SPORT、旅へ誘うV85TT、そして本格ツーリング装備を備えたV85TT TRAVEL。どのモデルにも、モト・グッツィらしい独自の味わいが息づいている。
ビギナーにとっては、人と違う一台を選ぶ楽しさがある。リターンライダーにとっては、バイクに乗る歓びをもう一度思い出させてくれる存在になるはずだ。
単なる移動手段ではなく、走る時間そのものを楽しむバイク。新色をまとったモト・グッツィの4モデルは、そんな大人のバイク選びにしっかり応えてくれる。
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