世界耐久選手権(EWC)にヨシムラが正式参戦決定。スズキファクトリーチームYOSHIMURA SERT Motulとして2021年フル参戦

スズキファクトリーチームYOSHIMURA SERT Motul

フランスSERTと連携して日仏合同チームがGSX-R1000Rで世界耐久に挑む

10月31日、FIM EWC(世界耐久選手権)は日本のヨシムラとフランスのSERTが提携し、日仏合同チームを立ち上げ、スズキのファクトリーチームとして”ヨシムラ SERT Motul”のチーム名で2021年FIM EWCシーズン全戦に参戦することを発表した。

 

参戦マシンはGSX-R1000R。2021 EWC参戦マシンの写真はすでに公開されている。

 

 

ヨシムラの公式サイトにはヨシムラジャパン・吉村不二雄社長やチームディレクター・加藤陽平氏のコメントが掲載されているので、以下に紹介しよう。

 

今年は世界中で蔓延したCOVID-19感染症により二輪業界もレース延期や中止といった影響を受け、ヨシムラも年初に予定していたレース活動が大幅にくるい、暗中模索の日々が続きました。
今もまだコロナウイルスの脅威から完全に逃れられた訳ではありませんが、スズキ本社様、Motul様、スポンサー各社様のご協力により、新シーズンに向けて発表の日を迎えることができ、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
ヨシムラは、2019-2020年シリーズにドミニク・メリアン前監督からダミアン・ソルニエ新監督にバトンタッチされた新生SERTチームと連携して、新シーズン2021年より世界耐久選手権に「ヨシムラ SERT Motul」としてフル参戦いたします。

ヨシムラにとって欧州開催の世界耐久の直接参戦は、1978年の第1回鈴鹿8耐優勝後に行なわれたボルドール24時間耐久以来となり、もちろんシリーズ戦としては初のチャレンジとなります。
43年前は電気系のトラブルで表彰台には届きませんでしたが、ヨシムラライダーの豪快なウイリーが現地新聞の一面を飾ったのは記憶に鮮明です。
あれからときを経て、チーム活動の本拠地はSERTがあるフランス、ル・マンになります。
チームディレクターとして加藤陽平が率いる日仏混成チームですが「Powering to the victory」というスローガンをチームスタッフやライダー全員が共有してシリーズ戦に挑みます!

新生チームに大きなご声援を宜しくお願い致します。
 
I’ve got the Power!

ヨシムラジャパン 代表取締役社長 吉村 不二雄

この度、我々ヨシムラSERT Motulが世界耐久ロードレース選手権2021年シーズンにフル参戦する事を発表でき、非常に嬉しく思います。
ドミニク・メリアンが率いたSERTとヨシムラは双方ともにスズキと輝かしい歴史が有ります。近年はPowered by YOSHIMURAとしてエキゾーストシステムの供給を行い、求めに応じて技術的支援を行ってきました。昨シーズン(2019-2020)新たなチームを代表としてダミアンが就任すると共に、我々ヨシムラもチームの一員として加わり、より深い領域への支援を進め、チャンピオン獲得に貢献できたと思います。
2021年シーズンは新たにヨシムラSERT Motulを立ち上げ、スズキのファクトリーチームとして参戦します。シリーズ新参者の我々ですが、SERTの力も借り、タイトル獲得はもちろんのこと、出場するすべてのレースに優勝し、スズキGSX-Rと我々ヨシムラの技術力の優秀性を示していく覚悟で臨んでいます。
世界中のファンを熱くさせるレースで、みなさんを魅了して行きたいと思いますので、ご声援よろしくお願いいたします。

ヨシムラ SERT Motul チームディレクター 加藤 陽平

ヨシムラ公式リリース:【2021】FIM世界耐久選手権(EWC) ヨシムラ SERT Motul 参戦発表

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