HONDA Cub F

特別レポートおめでとう累計生産台数1億台 歴代カブ試乗会

No.
183
特別レポートおめでとう累計生産台数1億台 歴代カブ試乗会

この企画に登場しました!

Cub Fとは?

“白いタンクに赤いエンジン”で親しまれた自転車用補助エンジン。全国の自転車店を新規販売網とし段ボール箱詰め発送を採用するなど斬新な拡販戦略がとられた。

インプレッション

この手のいわゆる“原動機付き自転車”に乗るのは、フキプランニングのモデルに続いて2回目だが、やはりこちらのチェーン式の方が駆動感はダイレクトで加速がいいと感じた。しかもスロットルレバーを引けば思ったよりスピードが出る。移動手段であり、荷物を運ぶための労働力になるようにきちんとできているのだ。…ただコントロールに意識してスロットルレバーを戻さないと加速が落ちないことに少々アセる場面あり(笑)。デコンプレバーで排気バルブを開けることで内圧を抜いてエンストさせるストップ機構も衝撃的だ。当たり前だが、2ストエンジンで車体が自転車なこともあり、このモデルに現代まで続くカブ感は感じられなかった。

車体中央部にエンジンを搭載するA型の排気で服が汚れるという弱点を補うために車体後部にエンジンが移設されている

通称“湯たんぽ”と呼ばれたガソリンタンク。年式によってタンク中央のエンブレムが異なる。2ストオイル混合給油である

後輪のスポークにチェーンをかけるためのスプロケットを固定して駆動させる。取り付けやすさを考えてだろう、分割式になっている

ベースの自転車にヘッドライトと、ハンドル右側にスロットル、左に始動装置であるクラッチ&デコンプレバーをレイアウト

手前に引くとクラッチが切れる。この状態でペダルを漕いで加速し離すと押しがけの要領でエンジン始動。押しきるとデコンプされ、エンジン停止

長い方がスロットルレバーで手前に引くとアクセルONで加速し、押すと逆に減速する。短い方は始動性を高めるチョークレバー

 

SPECIFICATIONS

車両重量
6kg(エンジン単体重量)
エンジン型式・排気量
排気量:空冷2ストローク 単気筒・50cm3
最高出力
1.0ps/3,600rpm
最高速度
35km/h
機能
ペダル式始動、後輪チェーン駆動
当時価格
2万5,000円 ※試乗車両は1952年式

※記事の内容はNo.183(2017年6月24日)発売当時のものになります

歴代カブ試乗会はタンスタ No.183に掲載されています