HONDA クロスカブ110

等身大で付き合える旅の相棒

2月に新型となったクロスカブ110。“CC110”のロゴやヘッドライトガード、スリット入りのマフラーガード、取り払われたレッグカバーなどで無骨なワイルド感が漂う。このルックスを裏切らない頼もしさを、この旅では確かに感じさせてくれた。

 

速度でいえば、制限60㎞/hの幹線道路であおられることもあったが、＋αの速度で十分にリードが可能。あまり出すと振動が強くなるので快適ではないが、そこそこのスピードで走るほうが楽しいので先を急がない人にはもってこいだ。シートがやわらかくお尻にやさしいのも旅に向いている。

 

スーパーカブ110よりも最低地上高が22㎜高く、今回からショーワ製のフロントサスとなったため、オフの走りやすさは、わずかなダート区間ながら感じ取ることができた。旅先ではいきなりダート区間が現れる場面もあるので不安なく走れることは大事なのだ。

 

唯一気になったのはLEDとなったヘッドライトの暗さぐらいか。それでも燃費のよさ、スタイルのよさで他の原付二種にはない魅力を放っている。

 

CROSS CUB110のディテール紹介

 

CROSS CUB110の足つき＆乗車ポジション

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高

1,935×795×1,090（㎜）

軸間距離

1,230㎜

シート高

784㎜

車両重量

106㎏

エンジン型式・排気量

空冷4ストロークOHC 単気筒・109㎤

最高出力

5.9kW(8.0㎰)/7,500rpm

最大トルク

8.5N･m(0.87kgf･m)/5,500rpm

燃料タンク容量

4.3ℓ

燃費（WMTCモード）

66.7㎞/ℓ

価格

33万4,800円（税8%込）

CROSS CUB110製品ページ

※記事の内容はNo.195（2018年6月23日）発売当時のものになります