バイク免許のコトハジメ。二輪免許の歴史についてちょっぴり勉強しよう!

バイク免許のコトハジメ

 

現行のバイク免許は7種類!

令和5年4月現在、バイクに乗るために必要なバイク免許は、

・原付免許

・小型限定二輪免許

・AT小型限定二輪免許

・普通二輪免許

・AT限定普通二輪免許

・大型二輪免許

・AT限定大型二輪免許

この“7種類”が存在している。

 

同じような名前が並んでいることに気づくだろうが、簡単にいえば“排気量”と“クラッチ操作が必要かどうか”で分けられている。昔はここまで細分化されておらず、現在の7種類になったのは2005年のこと。社会情勢の変化とともに、バイク免許の種類も変わってきた歴史がある。

たとえば1975年のバイク免許は…

1975年当時、バイクの免許は自動二輪免許(排気量無制限)・小型自動二輪免許(~125㏄)・原付免許(~50㏄)の3種類だった。シンプルに排気量だけでクラス分けされていたのだが、そのころ、二輪免許所持者が暴走行為をしたり、事故が増加したり、バイクにまつわる様々な事柄が社会問題に…。

その結果、バイクの免許を取得すること自体のハードルを上げられ、免許の種類は自動二輪免許(排気量無制限)と中型限定自動二輪免許(~400㏄)となった経緯がある。

さらに国内は自主規制で750ccまでのバイクしか販売されていなかった。そのせいで、海外向けの大型バイクは国内用に750㏄以下にパワーダウンされていたという歴史もある。

※規制は1990年に解除されているぞ。

 

ちなみにその当時、教習所では中型限定自動二輪までしか取得できず、401㏄のバイクに乗るためには、合格率1%ともいわれた難関の運転免許試験場での試験をクリアし、“限定解除”しなければならなかった!

そのため大型バイクに乗るライダーはあこがれの対象かつ、排気量無制限の自動二輪免許は一種のステータスでもあった。前述の750㏄規制もあり、“リッターバイクに乗る”なんてまさに夢のまた夢のハナシであったのだ…。

 

その後、平成の世では…

1995年になると、バイク免許の名称が自動二輪免許は“大型二輪免許”になり、中型限定自動二輪免許が“普通二輪免許”へと変更。さらに大型二輪免許の試験は運転免許試験場で行なわれる試験だけでなく、教習所でも取得できるようになった。

 

さらにその後2005年には、ビッグスクーターブームの後押しもあり、AT限定免許が追加されることとなる。世間のバイク事情によってバイク免許取得のステップも変わってきたのである。

 

今後も社会情勢によって、さらに新しいバイク免許が増える可能性もあるし、統廃合されてもっと簡単にバイクに乗れるようになるかもしれない。近い将来、電動バイクが普及してくれば、電動バイクに対応した免許区分になるかもしれない。

 

 

すでにバイク免許を持っている人はそんな未来を楽しみに、またこれからバイク免許取得を考えている人は、自分がどんなバイクに乗りたいのか、どんなバイクライフを送りたいかを考えて、ライフスタイルに合わせてバイク免許を目指してみるのもいいかもしれない。がんばって!

 

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