最近よく目にしたり、耳にするようになったスマートIC(インターチェンジ)とは何なのか?
一言でいうと高速道路に設置された無人のETC専用出入り口のことだ。バイクの場合でも、ETC車載器が付いていれば利用することができるぞ。
「今まであったICのETC専用レーンと違うの?」と思った人もいることだろう。しかしスマートICは通常のICと違う点がいくつかある。
スマートICと通常のICの違い
- スマートICはETC車載器がある車両専用。ない場合は利用できない
- スマートICは無人のため係員がいない
- スマートICのゲートは一時停止が必要、徐行通過はできないので注意!
- スマートICには本線直結型と休憩施設(SA・PA)接続型の2種類がある
目印は紫色の「ETC出口」「ETC専用」の標識
実は意外と前から存在していたスマートIC
スマートICは2004年から一部地域のSA・PAで導入実験が開始、その後2006年から一部に導入され、2009年からは制度改正で本格導入がはじまった。
スマートICは通常のICに比べコンパクトかつ無人のため建設・管理コストが低く導入しやすいのがメリット。今まで高速道路のICとICの間の地域は素通りされがちだったけれど、スマートICの導入によって観光地や商業施設への流入が増え、地域の活性化につながると期待されているのだ。
これから本線直結型のスマートICが増えていくぞ
既存のスマートICは全国の一部SA・PA・バスストップに設置されている休憩施設接続型が多い。今後は本線直結型のスマートICの設置が全国のあちこちで予定されているので、今までICから遠く行きづらかった場所にも楽に素早く行けるようになるだろう。