Hondaが『EVスクーター』の普及に本気を出してきた!? 新型EVスクーター『CUV e: 』登場!原付二種クラスで驚愕のコストパフォーマンス【前編】

 

EVスクーターって実際どうなの? そうは言ってもまだまだ『ガソリン車のスクーター』のほうが安くて便利で使い勝手もいいんじゃない? その考え方は今回の新型『CUV e: 』の登場によって考え方が更新されるかもしれません……

 

コスパも高い! 新型『CUV e: 』が “シティコミューターの新常識” になる可能性

最初にぶっちゃけて言わせてもらうと、筆者の私(北岡)は『EV』全般に対して懐疑的なところがある人です。カーボンニュートラルかつサステナブルな社会の実現は極めて重要なことだと理解しているけれど、そうは言っても『今日を生きていく』ことだって大事。シティコミューターというジャンルに限って言えば「電動化」もけっこう現実的かな? とは感じてはいますが、それでもガソリンエンジン車のほうが便利で使い勝手も良く、コスパ面でも優れているように思えていました。

 

だってさ、EVが環境に配慮できるのは素晴らしいことだけど、それによって「不便でお金が余計にかかる」ことを強いられるのはちょっと……ねえ?

 

ところが……先日開催された試乗会ではじめて『CUV e: 』に乗って、人生ではじめて『これならガソリン車のスクーターじゃなくていいかも』と思いました。

 

これはお世辞じゃありません。シティコミューターとして重要なコスパ面、日常の足としての利便性、純粋なバイクとしての性能。それらすべてがガソリン車のスクーターに負けていないどころかガソリン車以上に優れている部分まで出てきた。その時に私が感じたのは『HondaがEVスクーターの普及に本気になった』という直感でした。

 

原付二種クラス相当のEVスクーター『CUV e: 』

 

まず軽く説明しておくとHondaが2025年6月20日に発売したばかりの新型『CUV e: 』は、排気量50cc超 125cc以下のガソリンエンジン車に該当する『第二種原動機付自転車(以下、原付二種)』のEVスクーターです。車名の読みかたはそのまま「シーユーヴィーイー」が正式名称。先進的なデザインだけど既存のスクーターのルックスから大きく逸脱してもいないので、見た目にも安心感があります。

 

だけど、驚いたのはそこじゃない。最初の衝撃は『コスパ』あるいは『車両本体価格』だったんです。

 

車両本体価格が税込200,200円って!?

 

だって新型『CUV e: 』は車両本体価格だけで言うなら200,200円(10%消費税込み)なんですよ!?

 

もちろん走行にはバッテリー(Honda Mobile Power Pack e: )が2個と充電器(Honda Power Pack Charger e: )が別途必要になります。ですので、車両本体価格だけで話ができるものじゃありません。だけどまずこの「バイク本体の価格の設定」自体にHondaの本気を感じました。ガソリン車でいちばんお買い得な原付二種スクーター「Dio 110」がメーカー希望小売価格で約25万円からですよ? ありえないというか……CUV e: に対する価格設定だけでも『Hondaの本気』を感じずにはいられません。

 

 

でも実際にはバッテリー2個と充電器が必要になるので、それらのトータル費用はメーカー希望小売価格で528,000円(10%消費税込み)となります。

 

ですがここで『え? そんなの全然ダメじゃない?』と思わないでください。ここからCEV(クリーンエネルギー車)補助金と地方自治体による補助金が入るんです。地方自治体による補助金は自治体によって差がありますが「東京都の場合」を例にとると補助金は最大で19.2万円も出ます!

 

車両の登録や納車整備などの費用はガソリン車同様に別途必要ですが、それらを除けば新型EVスクーター『CUV e: 』は実質336,000円(10%消費税込み)で手に入れることができるんです。

 

例えば、同じく原付二種クラスにおける大人気125ccスクーター『PCX』は……

 

ガソリン車代表として比較される原付二種スクーター『PCX』

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