街中からツーリングまで守備範囲の広いオフロードモデルWR125R
低回転で粘りのあるエンジンは扱いやすい
現車を見て最初に“おっ!”と思ったのは車体の大きさだ。フロント21インチ、リヤ18インチホイールを採用したいわゆるフルサイズのオフロードモデル。近年の原付二種にしたら車格は大きい。レースユースを主眼に置いた海外メーカーにはこのサイズの現行モデルはあるけれど、ストリートユースメインのモデルはほぼない。それゆえ貴重な存在と言える。ただフルサイズの車体に対して最高出力11kW(15PS)のエンジンで満足いく走りができるのか?という不安があった。実際に走り出してみると、すぐにそれが杞憂だったとわかる。けっこうなペースで走り回れるのだ。もちろんスムーズに走らせるには、こまめなギヤチェンジをしなければならないけれど、そうすることでバイクを扱っている感があって楽しい。今回試乗したのはオフロードコースを起点とした山のふもとだったので、アップダウンのある道を走り回ったわけで、中にはけっこうな上り坂もあった。そんな坂道でも適切なギヤにすれば、グイグイ登っていくのだ。 ワインディングだって、高回転までスムーズに回る元気なエンジンと軽量な車体、制動力をコントロールしやすいブレーキの組み合わせで、気持ちいいペースで走ることができる。サスペンションは硬くもないし、柔らかすぎることもなくてちょうどいい乗り心地だ。そして、走り回って“いいな”と思ったのは低回転でしっかりエンジンが粘ってくれること。林道のような未舗装路を低速でトコトコ走ることができるし、Uターンもしやすい。また、2、3速で回転数が落ちてエンストしそうになっても、そこから粘って持ち直してくれるのだ。その点では、かなりイージーに扱えるモデルとも言える。
今回は実際に走ってはいないけれど、そのフィーリングからは街中との相性はかなりいいと思う。そして、ツーリングもかなり楽しめるはずだ。そんなわけでこのWR125R、普段は街中の足として使って、休日には近場にフラッとツーリングに行きたいと思っている人には、まさにドンピシャな1台といっていいのではなかろうか。
DETAILS
POSITION & FOOTHOLD
両足を下ろしてカカトがちょっと浮く程度のため、停車時など何ら不安はない。シートが前後に長いので、自分好みのライディングポジションを作りやすい。唯一気になったのはテールカウルが跳ね上がっていること。体の硬い人はまたがる際に注意したい。身長170㎝/体重70㎏
SPECIFICATIONS
●全長×全幅×全高:2,160 x 840 x 1,195(㎜)●軸間距離:1,430㎜●シート高:875㎜●車両重量:138㎏●エンジン種類・排気量:水冷4ストローク OHC 4バルブ 単気筒・124cm³●最高出力:11kW(15PS)/10,000rpm●最大トルク:11N・m(1.1kgf・m)/6,500rpm●燃料タンク容量:8.1L●燃費(WMTC):44.8㎞/L●タイヤサイズ:F=2.75-21・R=4.10-18●価格:53万9,000円
CONTACT
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- ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
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