オフロードに興味はあるけれど、未舗装路をどうやって走っていいかわからないという人は多い。そんな人にオススメしたいのが、YRA(ヤマハライディングアカデミー)のオフロードレッスンだ(オンロードレッスンやプレミアムツーリングなどいろいろなレッスンがあるので、そちらはYRAのHPでチェックしてもらいたい)。
シッティング&スタンディングのライディングポジションの取り方をロジカルに学べて、オフロードを走る際の加減速、曲がり方を繰り返し練習してみっちり体に覚え込ませることができるのだ。オフロードを走るうえでの基本をしっかりと教えてもらえるため、ここで学んだことを実践していけば、オフロードを走ることに自信が持てて、オフロードが楽しくなることは間違いないだろう。
実際に参加していた人たちも、最初は不安でこわばった表情をしていたけれど、終わるころにはみんな笑顔になっていたぞ。
オフロード走行の基本を習得できる
充実のインストラクターで乗り手のレベルに対応
取材した4月18日は16人の参加者に対して、7人のインストラクターが対応。グループに分かれる時はレベルに合わせた人選をしてくれたり、休憩時間など気軽に話せる雰囲気なので、“ちょっとついていけない”になりにくい。
自己紹介があるからほかの参加者がどんな人かわかるのもいい
ブリーフィングから始まり、その際に全員の自己紹介があるため、ほかの参加者がどんな人なんだろうという不安が払拭されるとともに友達作りのキッカケにもなるのだ。この日は、ほとんどの人がオフロード走行未経験者だった。また、この時に装具の状態をインストラクターがチェックしてくれる(ヘルメット、プロテクター、ブーツはレンタルできるのだ)。続いて、お約束の準備運動。ヤマハが開発したいろいろなバージョンのある“Revストレッチ”で体をほぐすのだ。
オフロードならではのライディングポジションを知る
オフロードバイクならではのライディングポジションを“なぜそのカタチになるのか”のロジカルな説明をふまえて教えてもらう。さらに意外と見落としがちな不整地での安定した停め方も学べるのだ。
まずはレッスン車両のパフォーマンスをチェック
レッスンに使うWR125Rのクラッチのつながり方、ブレーキのフィーリングをチェック。続いてシフトチェンジのフィーリングを確認すると、慣熟走行で車体に慣れる。この時にシッティングだけじゃなくスタンディングも経験する。
最初の課題でしっかり止まれるようになる
状態の異なる路面で後輪をロックさせることを学び、その後、前後とエンジンブレーキを組み合わせて、ロックさせることなく止まる術を体に覚えさせる。中には後輪ロックに苦戦する人もいた。
2つ目の課題はスタンディングでの加減速
舗装された一般公道では、まずスタンディングで走ることはない。そんなわけで、加速時と減速時で前後に大きく体を動かすことがなかなかイメージできないし、戸惑っている人も少なくなかったようだ。
3つ目の課題は、旋回時のオフロードならではのリーンアウト
街中の交差点で曲がる際、リーンインやリーンウィズなど体の位置を意識する人はまずいないだろう。ただし、オフロードでは車体を安定させやすいリーンアウトで曲がる。これ、意外とできなかったりするのだ。中にはなぜかリーンインになっちゃっている人もいた。
昼食後の講話がじつはかなり勉強になるのだ
昼食のお弁当や飲み物は用意されていて、とくに飲み物は、スポーツ飲料やお茶がガブ飲みできるほどあるから、熱中症の心配もなし。昼食後には、安全運転に関する簡単な講話が用意されているのだけれど、これがかなりためになる内容だった。
半クラッチをうまく使って小回りの課題をクリア
午後最初の課題は小回り。シッティング、スタンディング、右回り、左回りを何度も繰り返す。都度イントラクターがチェックして声がけしてくれるので、1回ごとに改善できて上達も早い。低速小回りのコツは、半クラッチをうまく使うことだそう。
最後の課題は坂道の上り下り
そこそこの斜度がある坂道で上りと下りを体験。これが最後の課題で、その後、グループに分かれてこの日学んだ課題がすべて盛り込まれたコースでオフロード走行を堪能して閉会式を迎える。
2026年からレッスン車両はWR125Rに
セロー250だったレッスン車両が2026年からWR125Rへと変わった。フロント21インチ、リヤ18インチのいわゆるフルサイズと言われる125ccクラスのオフロードモデルだ。その一番の特徴は、極低回転から粘り強いエンジンで、エンジンストールしにくいこと。実際、今回のスクールでもほとんどエンストはなかった。街中からオフロードまで幅広いステージで楽しむことができ、そのパフォーマンスはそれぞれのシチュエーションをクリックして飛んだ先の記事を参考にしてほしい。
フルサイズのオフロードモデルなので、シート高は875㎜と高めなのだけれど、ワイズギアからローダウンシートとローダウンリンクが発売されていて、レッスンでもそれらが装着されたモデルの用意もあるので、体格の問題で諦めることはないのだ(さらにコンパクトなTT-R125もレッスン車両として用意がある)。参考までにローダウン仕様の足つきを厚底シューズを着用した身長152cmの女性でチェックしてみよう。
参加者の声
ふなちさん
(東京都在住。ヤマハ・YZF-R3)
学校のバイクに乗る教授からの勧めもあってオフロードをやってみようと思い、ヤマハのオフロードレッスンがないかと検索したらこのレッスンを見つけて参加となったふなちさん。というわけで今回が初オフロード。想像ではけっこう大変さが勝って楽しめるのか不安だったそうだけれど、やってみてすごい楽しいなと感じだそうだ。
HOさん
(東京都在住。ヤマハ・セロー250)
今回が2回目というHOさん。1回目で技術の上達を実感したうえけっこう楽しめた。今回あらためて受講して、1回目の内容をだいぶ忘れていたのと、1回目の下地があったことでより理解度が高まり課題をうまくこなせたそう。また、レンタルバイクだったので(前回は自前のセローで参加)、より積極的に挑戦できたのもよかったとのこと。
この後の開催予定
10月3日(土)、4日(日)/広島県・安芸高田“テージャスランチ”(7月頃受付開始)
11月7日(土)、8日(日)/愛知県・瀬戸“スラムパーク瀬戸”(9月頃受付開始)

































