キムコがionex EVスクーターを発表

遂にバイクにも電動化の波がやってきた

待望の電動コミューターを2機種同時発表

四輪の方ではスタンダードになりつつある電動化。ハイブリッドも含め、この流れは今後も続くどころか主流となっていくのではないだろうか。

 

そんな中、台湾のバイクメーカーKYMCO(キムコ)がEVスクーターを発表した。KYMCO New Many 110 EVとKYMCO Nice 100 EVの2機種を同時発表し、世界各国に衝撃を与えた。それは単なる電動スクーターというわけではなく、バッテリー充電プラットフォームの「ionex(アイオネックス)」を搭載しているからだ。自宅での充電に加え、台湾の1500ヶ所(現時点)に設置された充電ステーションでも充電することが可能なのだ。まるで自動販売機のようなスタイルの急速充電ステーションでは1時間以内でフル充電が可能で費用は約37円。また、ステーションで交換可能なレンタルバッテリーの料金は約148円で非常に経済的だ。バッテリーに保証がついていたりと安心して使い続けることができるのだ。これにより、今まで電動タイプでは難しかった長距離移動も可能となり、台湾のバイクスタイルも変わってくることだろう。

 

スクーターの排気による大気汚染に悩まされてきた台湾の人々にとって、単なる移動手段が変わるという意味合いを超え、自分たちが住む環境も改善できる点でも画期的な発表になったと思われる。

 

また、New Many 110 EVにはインターネット接続型メーター「Noodoe(ヌードー)」搭載モデルも発表されており、専用アプリをインストールしたスマホと連動させてナビやメールなど様々な情報が表示可能になる。未来がやってきたようなこのシステムは早く日本のモデルでも導入して欲しいと願うばかりだ。今後3年間のうちにEVシリーズを10車種発売する予定とのこと。その中には大排気量相当の車両も含まれる可能性がある。そのあたりも目が離せない。

 

台湾では環境のこともあり、購入の際に政府から補助金が出るため比較的手ごろな価格で手に入れることができるが、日本で発売されるときはどうなるのだろうか。また、充電ステーションの充実がマストであるため、今後の動きに注目だ。

 

 

CONTACT

問い合わせ先
キムコジャパン
URL
http://www.kymcojp.com/

 

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