ヤマハが新型電動スクーター『EC-05』を台湾で発売!EV先進国の台湾で普及なるか

YAMAHA EC-05

 

ヤマハ発動機は、2019年8月1日に電動スクーター「EC-05」を台湾で発売する。

 

同社は2018年9月にGogoro Inc.(以下「Gogoro」)と台湾市場におけるEVビジネスの協業に開始。「EC-05」は、その協業活動で開発した電動スクーターだ。

 

「EC-05」は、Gogoroの市販車のプラットフォームをベースにヤマハ発動機がデザインを行ったもので、ヤマハブランドの車両として、現地法人ヤマハモーター台湾の販路を通じて販売する。「EC-05」は、Gogoroエナジーネットワーク社により台湾国内に1,200カ所以上に設置されたバッテリー交換ステーション「GoStation®」を利用可能。なお、「EC-05」の生産はGogoroが行う。

 

 

当社は、昨年末に発表した長期ビジョンならびに中期経営計画において、当社の強みを生かして解決可能な重要な社会課題の一つとして「環境・資源課題」を特定し、2050年までに自社製品からのCO₂排出量を2010年比で50%削減することを目指しています。その解決方法として、小型電動製品の製造・販売を推進する方針を掲げており、今回の「EC-05」は今後継続的に市場投入を行っていく電動製品戦略に沿った今中期における最初の製品です。

 

なお、「EC-05」は、2002年「Passol」、2005年「EC-02」、2010年「EC-03」、2014年「E-Vino」に続き、当社として5車種目の電動二輪市販車です。

ヤマハ発動機広報

 

価格はNT$99,800(ニュー台湾ドル)、現在の為替レートでは日本円にして34万7000円ほどだ。販売計画では台湾において発売から1年間で20,000台を目指す。

 

なお日本国内での販売の予定はない。しかし日本も台湾などに比べてEVの普及が遅れているとはいえ、いつかは本格的なEVへの移行が行われることは容易に想像できる。日本を取り巻くアジアで「EC-05」のような製品が普及していき、国内二輪市場にも良い影響を与えることを期待したい。

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