MUTT MOTORCYCLESって知ってる?新たに国内販売を開始するニューモデル・HILTS250をさっそく乗ってみた!

 

ノートンやモト・モリーニといった海外ブランドの輸入を手がけるPCIが、新たにMUTT MOTORCYCLES(マットモーターサイクルズ)の取り扱いを開始。2019年4月より、国内での販売をスタートする予定だ。

いち早く実車に触れることができたので、車両の詳細と簡単なインプレッションをお送りしよう。

 

今回、紹介する車両はHILTS250(ヒルツ250)というモデルだが、マットモーターサイクルズでは、その他にも125ccモデル6機種、250ccモデル4機種の計10モデルが展開される予定だ。いずれも、クラシカルなスタイリングが特徴のモデルたちとなっているぞ。

MUTT MOTORCYCLESって?

 

イギリスに店舗を構えるカスタムバイクショップであるマットモーターサイクルズ。

ハイエンドなビンテージカスタムバイクを数多く手がけてきた同社が、その雰囲気を残しつつ、より気楽に、安く、そして楽しく乗ることができるバイクを販売したいという思いから登場したのが、今回紹介するマットモーターサイクルズのモデルたちだ。

 

安全性や信頼性を損なうことなく、価格をなるべく抑えられているのもポイントで、本国では125ccモデルは50万円前後、250ccモデルは60万円前後の価格で販売されている。

国内での販売価格も本国価格に近い価格に設定されてくれると、かなり手が出しやすくなるので、その価格設定には注目したいトコロ。

このスタイリングが純正状態で手に入る!

注目はこだわり抜かれたそのスタイリング

イエローカラーのガード付きヘッドライト、ミニマムサイズのLEDウインカー&テールランプ、前後ショートフェンダー、シンプルな燃料タンク。

一見すると、かなりカスタムされた車両のようだが、これがマットモーターサイクルズの純正状態。ヒルツ250はこだわりの詰め込まれたスタイリングに21psを発揮する250ccエンジンを搭載したスクランブラーモデルという位置付けだ。

 

 

ヒルツ250のアイコンでもあるマットグリーンの車体色は、マットモーターサイクルズのショップで一台一台塗装され、ビンテージ調のシートもビンテージカーの内装を手掛ける職人の手によって手縫いで仕上げられているというから驚き。エンジンや足まわり、ステンレス製のエキゾーストシステムなどはブラックアウトされることで、より一層、タンクやサイドカバー、シートのカラーリングが際立つ仕上がりとなっている。

グリップもダイアモンド柄があしらわれるなど、細部にまでこだわられているのが魅力的だった。

 

フューエルインジェクションを採用した単気筒エンジン採用で信頼性も◎

 

さて、ルックスは気に入ったものの実際に購入を考えた場合、この手のモデルで気になるのはやはり乗り味と信頼性だろう。実際、僕(ヒラオ)も乗ってみるまでは「カッコは良いけど、乗り味やエンジンのフィーリングはあまり期待できないだろうなあ」と思っていた。

 

 

ところが、公式サイトでもうたわれている通り、そのスタイリングから想像すると拍子抜けするほど素直な乗り味に仕上げられていてビックリ。

エンジンフィーリングはトルクフルで乗りやすく、違和感のない仕上がりで、街中でも非常に扱いやすいかったのが印象的だった。

EURO4に対応するマフラーは低回転域から良い音を奏でてくれ、5速ミッションを駆使すれば、街中の流れをリードするにも十分なパワーを提供してくれた。

 

外側にマイル・内側にキロの速度表示とツイントリップを表示するシンプルなメーターだが、シフトインジケーターも備えているのは嬉しいポイント

 

 

 

フューエルインジェクションを採用していることもあり、始動性も良好。空冷エンジンだがエンジンが暖まった後でもかかりにくいということなども無かった。

足まわりにも前後ディスクブレーキを採用しており、走る・止まるは必要十分なレベルにまとめ上げられていて、前後18インチホイールのブロックタイヤにさえ慣れてしまえば、国産の同クラスのモデルと同じ感覚で走ることができた。

 

 

また、足つき性が良くポジションの自由度も高いフラットシートと、フラットなハンドルバー、軽量(乾燥重量で130kg)な車体は街乗りはもちろんのこと、スポークホイール&ブロックタイヤも相まってちょっとしたダートでも肩ヒジ張らずに走れるように感じたぞ。

 

MUTT MOTORCYCLESのラインナップたち

125ccモデル
250ccモデル

 

MUTT MOTORCYCLES公式サイトはコチラ!

※画像は英国仕様となり、細部や車両ラインナップなどは変更になる場合があります

CONTACT

問い合わせ先
PCI
URL
http://www.muttmotorcycles.jp/
ヒラオ

written by

ヒラオ

イイものはイイ、ダメなものはダメと素直に言いたいだけなのに、基本否定や悪口から入ると周囲から言われる1992年生まれ。バイクだけに限らず、乗り物なら基本的に何でも好きだけど、シンプルな乗り味で自分が操っている感を楽しめるものが好み。

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