バイク用語辞典

『その他』に関する用語

  • 走行モード

    現在は出力を電子制御することが容易になり、雨天時にはタイヤが空転や横滑りを防ぐためパワーが唐突に発揮しにくくしたり、逆にサーキットでは何の制約がなくなるようなモードが搭載されている。このモードは走行中にも任意に変更が可能。フューエルインジェクション採用車がスタンダード化して以降、標準装備する車種が増加中。

  • カブ主

    ホンダ・カブシリーズのオーナーになったことを指す言葉で、主にカブオーナー同士で用いられている。派生語としてカブシリーズのオーナーズミーティングは”カブ主総会”とも俗称される。

  • ル・マン方式

    レースでのスタート方法。ル・マン耐久レースでのスタート方式からとられた名前。進行方向に対し、右端に置かれたバイクに左端に整列したライダーがスタートとともに一斉に駆け寄り、エンジンをかけてスタートする。8耐でも採用されている。

  • レジャーバイク

    目的地までクルマに積んでいけるような小さなバイク。どこでもバイクを楽しもうというコンセプトから生まれた。ホンダのモンキーやモトコンポ、ヤマハのEC-02などがそれに相当する。

  • レプリカ

    replica=複写、複製のこと。たとえばレーサーを模したバイクを「レーサーレプリカ」と呼ぶ。またプロライダーのヘルメットや革ツナギを市販用に複製したものなどでも使われる。

  • ワークス

    メーカー直属のレーシングチームをワークス(ファクトリー)チームという。技術開発や広報活動を主な目的としている。

  • ワインディング

    峠や山道などのカーブが連続している道のこと。こういう道を走るのもバイクの楽しさの一つ。

  • リターンライダー

    一度やめてから、またバイクに乗り始めた人のこと。

  • 林道

    森林の整備(木材の手入れ・伐採・運搬など)をするための山中の道。オフロードライダーが好んで走る。近年は舗装化が進み、ダートは減少中。地元の人・林業関係者が優先なので走行時は注意。進入禁止の林道もあることを留意しよう。

    ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年7月19日(水)

  • ホールショット

    レースで、スタート直後の第1コーナーに1番早く進入すること。

  • 法定速度

    法律で定められている最高速度のこと。一般道の場合は基本的に60km/hとなるが、実際の道路ではさらに規制されている場合が多い。50cc以下は例外で、30km/hが法定速度となる。

  • 法定点検

    法律で義務付けられている点検のこと。12ヶ月および24ヶ月ごとに、それぞれ所定の項目を点検・整備しなければならない。なお、24ヶ月点検は車検とは異なる。

  • マスツーリング

    複数の台数で行くツーリングのこと。

  • 街乗り

    バイクで市街地を走行すること。「街乗り用のセカンドバイクが欲しい」など、用途そのものを指し示すことが多い。

  • モトクロス

    ジャンプ台などのあるアップダウンの激しいオフロード周回コースを走るスプリントレース。MXと表記することもある。

  • MotoGP

    二輪ロードレースの世界最高峰カテゴリーとして開催されているロードレース世界選手権。選手権には3クラスが用意され、1,000㏄クラスのモデルで競われるMotoGPクラス、600㏄のMoto2クラス、250㏄のMoto3クラスと区分されているが、レースシリーズ全体の略称としてMotoGPと呼称されることが多い。トップカテゴリーのMotoGPクラスは150㎏程度の車重、最高出力200㎰以上で最高速度も300㎞/hを超えるモンスターマシンによるレース。四輪でいうF1的な存在。参加ライダーやチームは世界中を転戦して、各地で開催されるグランプリレースの順位に応じてポイントを獲得。その加算ポイントで年間チャンピオンが決定する仕組みとなる。レースは1年に18戦が行われていて、日本でもツインリンクもてぎで開催されている。

  • ユーザー車検

    総排気量250㏄超の車両に義務付けられる車検の手続きを、ショップなどに代行してもらわず自分で行なうこと。重量税や自賠責保険料、検査料など費用は必要最小限のみ必要ですむが、事前予約や最寄りの陸運支局への車両持ち込みといった各種手続きを含めた準備はもちろん、車検に合格できる状態にするようバイクメンテナンスに対する知識と技術、普段からの整備が不可欠となる。

  • ライセンス

    レースや走行会で走るための許可証。各サーキット専用で、ルールやマナーなどの講習を受けて取得するもの。国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が発行する国際的なFIMライセンス、MFJが発行する日本国内でのMFJライセンスなどがある。

  • ライダーハウス

    ライダー向けの簡易宿泊所。素泊まりが一般的で普通の宿に比べて宿泊代が極端に安いのが特徴。

  • ヘアピン

    ヘアピンコーナーの略。髪を留めるヘアピンのように進行方向が180度変わるようなきついコーナーのこと。

  • フライホイール

    クランク軸に取り付けられるオモリ。和名は弾み車といい、エンジンが回転し続けるための慣性力を生み出すほか、振動を消すバランサーとしての役目もある。エンジンの吹け上がり感はこのパーツの重さや大きさが多分に影響する。

  • ブラインドコーナー

    Rがきつく、壁などの障害物があって入口からでは出口が見えないコーナー。対向車が突然現れたりするので十分な注意が必要である。

  • フリースタイルモトクロス

    FMX」の欄へ。

  • 馬力規制

    バイクの重大事故が多発した80年代から2007年6月30日まで存在した、車両メーカーの国産車に対する自主規制。250cc以下は45ps(92年以降は40ps)、750cc以下は77ps(同72ps)など車両メーカー側が規制を設けていたが、大型二輪免許取得の簡便化や海外メーカーの日本進出などを受け、現在は撤廃ずみ。

  • ピット

    バイクあるいはクルマのレースが行なわれるサーキット内にある建物。主にマシンの整備を行なうほか、ライダーや関係者の待機所となる。また、レース中は参戦チームの指揮所となり、ピット前でタイヤ交換や給油などが行なわれる。

  • ファクトリー

    ワークス」の欄へ。

  • フェード

    ブレーキを多用することでブレーキ経路に気泡が発生するなどのトラブルで、効きが鈍くなってしまうこと。ちなみに発熱で油圧システム内に気泡が生まれて圧力が伝わらなくなりブレーキが効かなくなるのはベーパーロック(vapor lock)現象である。

  • プライベーター

    レースに個人、ショップ、クラブなどの単位で参戦しているチームのこと。

  • なめる

    ネジの頭(六角の部分やプラスの部分)を工具で削って変形させてしまうこと。原因としては、サイズの異なる工具の使用やトルクのかけすぎ、工具の押さえ不足が挙げられる。ひどくなめてしまうと、本格的に外れなくなってしまうので、そうなる前にバイクショップに相談すべし。

  • 二段階右折

    「二段階右折の道路標識がある場合」と「右左折車線を含めて片側3車線の道路」において50㏄以下のバイクに義務付けられた曲がり方のこと。50㏄以下のバイクは上記条件の交差点を通過する際、左端を直進して交差点を通過した後に直角に曲がり、そしてまた直進することで交差点を右折する方法。信号などによって交通整理のされた交差点では、方向転換後、対面する信号機などに従わなければならない。

    50㏄独特の3車線道路で右折時にやらなきゃいけない2段階右折(笑)。都内の幹線道路を走ってみると、2段階右折箇所や通行できない場所など、けっこう50㏄ならではの面倒な場面が多いことに気づかされる。これでは誰も乗らないよ…。マシンはよくできているのに、法整備の状況が悪すぎるのだ

    ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年11月11日土曜日

  • 任意保険(自動車保険)

    補償額や補償範囲など、自賠責だけでは補償しきれない部分を補う自動車保険のことで、取り扱っている民間の損害保険会社によって掛け金などはさまざま。加入は本人の自由意志に任せられているとはいえ、社会的責任として入っておくべき保険である。

  • 乗り出し価格

    車両単体の価格に、整備費や重量税、登録料など、公道を走るために必要な諸経費を含んだ価格のこと。

  • パーキングエリア(PA)

    地図上では「PA」と略記される。高速道路や自動車専用道路などに約15kmごとに設置されている休憩施設。駐車場やトイレ、飲食店、売店などが設けられている。一般的にはサービスエリアよりも規模が小さい。

  • ハイオク(ガソリン)

    オクタン価(ノッキング現象の起こりにくさを示す数値)が高く(ハイ)成分調整されたガソリンのこと。ノッキングを起こしやすい圧縮比の高い高性能エンジン用のガソリン。

  • 8耐

    鈴鹿8時間耐久ロードレースの略。1978年に初開催され、1980年から世界耐久選手権の1戦として位置付けられており、8時間での周回数を競う。毎年、三重県の鈴鹿サーキットで行なわれ、近年は7月下旬に開催される。日本最大のロードレースでもある。

  • パッキング

    packing=荷造りのこと。ツーリングなどでバッグに荷物を詰め込むことをいう。