がんばれゴーヤとヘチマぐわぁ!?

暑い。想像以上の暑さである。今年の春、住み慣れた木造屋から、コンクリート家屋に引っ越したのだが、夏が近付くにつれて、木造家屋とは比べ物にならない暑さに驚いている。まぁ、灼熱の太陽で蒸し風呂状態になる沖縄のコンクリート家(家は“ヤー”と読む)ほどではないのだが、ムワッとするというかなんとうか、夜中になっても部屋に漂う空気の温度が下がらない。それに梅雨のこの時期は空気もじっとりとして、カビが繁殖しそうでかなり不快なのである。もともと家ではクーラーをほとんど使わない生活ではあるのだが、今年は震災の影響もあって節電ムードだし、極力エアコンには頼りたくないしなぁ。

 

というわけで、いろいろ今年の夏対策をググっていると、世の中では扇風機や蚊帳が売れていたりと、節電のためにみんないろいろ考えているようだけど、なんとなく昭和な雰囲気のアイテムが人気となっているような気がするのは気のせいだろうか? 甚平、作務衣好きの僕としては、この勢いでぜひこの日本のすばらしい“涼”グッズをスーパークールビズとして取り入れてほしいところだ。

 

話がそれた。 結局、我が家で取り入れたのがグリーンカーテン。西日の当たる西側の大きな窓を覆うようにネットを設置して、つる性の植物を植えて日光を遮ろうという作戦だ。しかも植えたのは、沖縄のつる植物ゴーヤとナーベラ(ヘチマ)。もともと暑いのが得意な植物だからぐんぐん育つさねぇ。暑い盛りのゴーヤチャンプルとナーベランブシ(ヘチマ炒めのみそ汁のようなもの)は夏バテ対策に最高さァ〜。食べればみんな元気になって万々歳!…と、沖縄のおばぁのような口調になってみたが、この夏のゴーヤとナーベラがいまから楽しみで仕方がない。 そんなワケで、家に帰るたびに夜な夜な水まきをしたり、つるののびる先をちょこまかと調整するのが日課となっているのだけど、植物の育つスピードには驚かされるばかり。しっかり水をやって一日経てば、つるが10cm近く伸びて、葉もひとまわりぐらい大きくなっている。小さな体でなんだかスゴイ仕事量である。これだけ育っているのだから、さぞかし太陽エネルギーを吸収しているんだろうなぁ。さぁ、ゴーヤ君とナーベラ君、本格的な夏に向けて、ビシビシ日光を浴びて我が家を冷やしながら、ガンガン育っておくれ!

やたぐわぁ

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やたぐわぁ

本名/谷田貝 洋暁。「なるようになるさ」と万事、右から左へと受け流し、悠々自適、お気楽な人生を願うも、世の中はそう甘くない。実際は来る者は拒めず、去る者は追えずの消極的野心家。何事にも楽しみを見いだせるのがウリ(長所なのか? コレ)だが、そのわりに慌てていることが多い。自分自身が怒ることに一番嫌悪感を感じ、人生の大半を笑って過ごすことに成功している、迷える本誌編集長の44歳。

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