気配りができる人になりたい

前回に引き続き銭湯ネタを。宣言どおり銭湯に通っているわけだが、最近どうも湯船に浸かるマナーが気になる。誰もが浸かるわけだから、しっかり体の汚れを落としてから浸かるのが当然だろうと思っていたのだが、なかにはササッとシャワーを浴びただけで、湯船に浸かる人もいるのだ。以前(といっても今年の頭だが)、親日家のジャンフランコ・シモーネ氏(イタリア出身で、現在モデルやコーディネーターとして日本でも活躍中)と打ち合わせをしていたとき、「最近の若い日本人は、銭湯や温泉で体を洗ってから湯船に浸からないんだよ」と嘆いていたのを思い出した。彼は若かりしころいっとき大阪で生活していたことがあり、銭湯をよく利用していたそうだ。「当時はみんなしっかり体を洗ってから湯船に入っていた。我先にというより、誰もが周りに気を配って生活していたね。子どもたちも、大人の行動をまねて自然とその気配りが身に付いていた。すばらしいことだと思ったよ」と振り返るのだった。この話を聞いたとき、なんともばつが悪い思いをしたのと自分も気配りを忘れないようにしようと思ったのである。

そう、恥ずかしい話だが、最近になってやっと周りへの気配りを考えるようになった。とはいえ実際にできているかというと、これが…。いやはや、人として成長するのはなかなかと難しいことである。

タロー

written by

タロー

自転車にはじまり、バイク・車と自分で運転できるモノに乗っているだけで喜びを感じてしまうアラフォー。初めてラジオで聴いたヴァン・ヘイレンの「ホワイ・キャント・ジス・ビー・ラブ」以来HR/HMにはまり、着る服はタイトなモノが多い。ただし楽器類はまるっきしダメ。最近脇腹についた肉におびえ、全盛期は昼飯に弁当2つは当たり前だったのが1つをビクビクしながら食べている気弱なオヤジ。

このコラムにあなたのコメントをどうぞ

この記事が気に入ったら
いいね!とフォローしよう

タンデムスタイルの最新の情報をお届けします