ヤマハの原付二種スクーター『CYGNUS X(シグナス エックス)』が、スタイルと走りを一新して登場する。発売日は2026年5月22日で、価格は38万9,400円。その特徴を紹介していこう!
シグナスシリーズの歴史|通勤とスポーティな走りを両立してきた原付二種スクーター
シグナスの名前を冠したヤマハスクーターの第1弾は、1982年12月に発売されたXC180 シグナスである。その後、1984年には125㏄クラスとして初代シグナス125が登場。以来、CYGNUSシリーズは都市部での通勤用途を重視しながら、走行性能にも磨きをかけてきた。
原付二種スクーターは、街中での取りまわしやすさと、クルマの流れに乗りやすい走行性能を兼ね備えるカテゴリーである。シグナスシリーズはその中でも、単なる移動手段にとどまらず“通勤も楽しく走りたい”というユーザーのニーズに応えてきた存在だ。
今回の新型CYGNUS Xでは、歴代モデルがつちかってきたスポーティなDNAを受け継ぎつつ、デザイン、走行性能、便利装備、電子制御をさらに進化。“スポーティ×実用性×都会的なスタイル”を高い次元で融合したモデルとして登場した。
新しいシグナスXの特徴|スリムでスポーティな新デザイン
新型CYGNUS Xは、ひと目でスポーティさを感じさせるスリムな新ボディを採用している。フロントサイドにはレーシングマシンのウイングを思わせるモチーフを取り入れ、サイドカバーモールからグラブバーへとつながる造形によって、走り出しそうな疾走感を演出している。
ヘッドランプは新開発の小型プロジェクター式LEDを採用。灯火器類もLED化され、夜間の視認性にも配慮されている。通勤では早朝や夜に走る機会も多いため、ライトまわりの見やすさは安心感につながるポイントだ。
カラーは、スポーティな印象のブルー、白いボディと黒いパーツのコントラストが精悍なホワイト、引き締まった印象のマットダークグレーの3色。通勤用として落ち着いた色を選ぶのもいいし、スポーティさを重視してブルーを選ぶのも似合う。
扱いやすさと安心感を高めた走行性能
エンジンは、水冷・124㏄の“BLUE CORE”エンジンを搭載する。最高出力は12PS、最大トルクは11N・mで、変速方式はVベルト式無段変速のオートマチック。クラッチ操作が不要なので、ビギナーでも扱いやすく、信号の多い街中でも気軽に走れる。
新型ではCVTの諸元を見直し、ウェイトの軽量化やスプリングの荷重調整によって加速感を高めている。発進や加速がスムーズであれば、通勤時のストップ&ゴーも楽になる。
また、トラクションコントロールシステムを採用しているのも大きな特徴だ。濡れた路面や泥、砂利道など、滑りやすい状況での運転をサポートしてくれる装備である。雨の日にもバイクで通勤する人にとって、こうした電子制御は安心材料になるだろう。
新フレームと足まわりで、街中でも走りやすく
新型CYGNUS Xは、新フレームを採用し、CYGNUS GRYPHUS比で約19%縦剛性を向上させている。フレームの剛性バランスを最適化することで、走行中の穏やかな挙動を実現している点も注目だ。
フットスペースは、足元やヒザまわりに余裕を持たせ、ライディングポジションの自由度を高めている。シート先端の形状も見直され、自然な着座姿勢と足つき性を両立。さらにシート底部の新設計とクッション材の見直しにより、疲れにくい乗り心地を目指している
ブレーキも強化されている。フロントディスクは従来のφ245㎜からφ267㎜へ、キャリパーピストンもφ25.4㎜からφ27㎜へ大径化。リヤにもφ230㎜の大径ディスクを採用している。通勤時は急な飛び出しや渋滞時の減速も多いため、ブレーキ性能の向上は日常使いでもメリットが大きい。
ライダーにうれしい便利装備も充実
新型CYGNUS Xは、走りだけでなく実用性もきちんと押さえている。シート下には約28Lの収納スペースを確保。形状やサイズによっては収納できない場合もあるが、フルフェイスヘルメットを収められる容量を備えている。
フロントには700mlのドリンクを収納できる小物入れを装備。さらに、QC3.0急速充電対応のUSB Type-C端子対応充電ソケットも備える。スマートフォンの充電がしやすいのは、ナビアプリを使うライダーにとって便利なポイントだ。
メーターは、自動調光機能付きの高コントラスト4.6インチLCDカラーメーターを採用。推定航続可能距離表示機能も備えているため、給油のタイミングを把握しやすい。毎日使う通勤バイクでは、こうした細かな使いやすさが満足度を大きく左右する。
まとめ|通勤を快適に、走りも楽しみたい人に似合う一台
新型CYGNUS Xは、通勤や街乗りで使いやすい原付二種スクーターでありながら、スポーティなデザインと走行性能を備えた一台である。扱いやすい124ccエンジン、TCSによる安心感、新フレームや強化されたブレーキ、そして約28Lのシート下収納やUSB Type-C端子など、日常で役立つ装備がしっかり盛り込まれている。
スクーターに求められる実用性だけでなく、走る楽しさも大切にしたい。そんなビギナーや通勤ライダーにとって、CYGNUS Xは有力な選択肢となるだろう。毎日の移動を、ただの通勤ではなく、少し楽しい時間に変えてくれる原付二種スクーターである。
スペック
- モデル名
- CYGNUS X
- 型式
- 8BJ-SEM5J
- 全長×全幅×全高
- 1,865×715×1,125(㎜)
- 軸間距離
- 1,340㎜
- シート高
- 785㎜
- 車両重量
- 126㎏
- 燃費消費率*1(WMTCモード値[クラス]*2)
- 41.9㎞/L[クラス1]1名乗車時
- 原動機種類
- 水冷4ストロークOHC4バルブ
- 気筒数配列
- 単気筒
- 総排気量
- 124㎤
- 最高出力
- 9.0kW(12ps)/8,000rpm
- 最大トルク
- 11N・m(1.1㎏f・m)/6,000rpm
- 変速機形式
- Vベルト式無段変速/オートマチック
- 燃料供給装置形式
- フューエルインジェクション
- 燃料タンク容量
- 6.1L
- タイヤサイズ(フロント・リヤ)
- 110/70-12 47L・130/70-12 56L
- 乗車定員
- 2名
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります ※2 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
CONTACT
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- ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
- 電話番号
- 0120-090-819
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- https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/













