ヤマハが2023年モデルのYZシリーズを発表。YZ450Fは5年ぶりのフルモデルチェンジでエンジンとフレームを刷新

ヤマハのYZシリーズの2023年モデルが発表された。ラインナップは2022年モデル同様、モトクロス競技用モデルはYZ65、YZ85、YZ85LW、YZ125、YZ250F、YZ250、YZ450Fの7機種で、クロスカントリー競技用モデルはYZ125X、YZ250FX、YZ250X、YZ450FXの4機種。キッズ向けファンバイクのPW50も引き続きラインナップされる。

 

最大のトピックはYZ450Fが5年ぶりにフルモデルチェンジされたことであり、エンジンはピストン、ボディシリンダー、クランクアッセンブリー、ドライサンプ潤滑に至るまで新設計することにより、2022年モデル比でレブリミットが500rpmアップ。出力も5％向上している。よりリニアな出力特性や高回転域の伸びのよさを求めて、吸排気まわりも含めてさまざまな改良がほどこされながらも、エンジン単体で1.1kg軽量化されているのも特筆すべき部分だ。

 

さらに今回のフルモデルチェンジではその新型エンジンを搭載するフレームも、新設計のバイラテラルビーム・フレームを採用している。ヤマハによるとこの新型フレームの採用がコーナー進入時の倒し込みの軽快感や自然な舵角感、ライン自由度にも寄与しており、より高次元なバンプ吸収感とコーナーでの俊敏性、回頭性も実現しているとのこと。

YZ450F

価格：115万5,000円(税込み)

カラーリング名：ディープパープリッシュブルーソリッドE（ブルー）

YZ450F 主要諸元

型式

BHR3

全長×全幅×全高

2,180mm×825mm×1,275mm

シート高

965mm

軸間距離

1,480mm

車両重量

109kg

原動機種類

水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ

気筒数配列

単気筒

総排気量

449㎤

最高出力

ーkW（－ps）／－rpm

最大トルク

―N・m（－kgf・m）／－rpm

燃料タンク容量

－ℓ

タイヤサイズ(前／後)

80/100-21／ 120/80-19

YZ450F詳細ページ

YZ450F以外のモトクロス競技用YZ-Xシリーズおよびキッズ向けファンバイクのPW50の2023年モデルはカラー＆グラフィック変更のみにとどめられているが、クロスカントリー競技用YZシリーズはYZ125XとYZ250Xがマイナーチェンジ。両車ともにエンジンの圧縮比やYPVS（ヤマハパワーバルブシステム）のセッティングが変更され、エンジンの出力向上にともないサスペンションセッティングも最適化されている。

 

それ以外のクロスカントリー競技用シリーズはモトクロス競技用と同様、カラー＆グラフィック変更のみにとどめられており、すべてのモデルが共通コンセプトのカラー＆グラフィックで統一。直線的なホリゾンタルムーブメントのグラフィックと、ヤマハブルーに異なる色域のブルーを組み合わせたカラーリングを採用している。

YZ125X

価格：74万8,000円(税込み)

カラーリング名：ディープパープリッシュブルーソリッドE（ブルー）

YZ250X

価格：79万2,000円(税込み)

カラーリング名：ディープパープリッシュブルーソリッドE（ブルー）

YZ125X/YZ250X 主要諸元

※[ ]内はYZ250X

型式

BRX1[BRY2]

全長×全幅×全高

2,155[2,185]mm×825mm×1,285mm

シート高

970[975]mm

軸間距離

1,450[1,480]mm

車両重量

96[104]kg

原動機種類

水冷・2ストローク

気筒数配列

単気筒

総排気量

124[249]㎤

最高出力

ーkW（－ps）／－rpm

最大トルク

―N・m（－kgf・m）／－rpm

燃料タンク容量

－ℓ

タイヤサイズ(前／後)

80/100-21／ 110/100-18

乗車定員

1名

YZ125X詳細ページYZ250X詳細ページ