東京モーターサイクルショー2019で国内初披露!排気量をUPしたアプリリア RSV4 1100ファクトリーと、新型トゥオーノが登場

 

アプリリアより、排気量を拡大したRSV4 1100 ファクトリーと、電子制御サスペンションを標準装備したトゥオーノ V4 1100 ファクトリーが、2019年3月22日より受注を開始した。両モデル共に5月下旬からの出荷開始が予定されている。

販売価格はRSV4 1100 ファクトリーが286万2,000円、トゥオーノ V4 1100 ファクトリーが205万2,000円だ。

 

排気量を拡大し217PSを発揮する新型エンジンを搭載

 

排気量を999ccから1,078ccへと拡大し、同社のMotoGP マシン・RS-GPの技術をフィードバックしたカーボン製ウイングレットやサイドカウルを標準装備したフラッグシップモデル・RSV4 1100 ファクトリー。

 

ストロークや圧縮比はそのままに、ボアアップにより排気量アップを実現した新型エンジンは、217 PS/13,200rpmの最高出力を発揮。最大トルクもこれらの変更に伴って、1,000 ccエンジンに対して全域で10% 以上のトルクアップを実現し、最大トルクは122N・m(12.4kgf・m)/11,000 rpmを達成している。

 

 

また、エンジンのリニューアルに合わせ、シャシーも改良を実施。フレームとサスペンションセッティング、重量配分を見直し、ホイールベースは4mm短くすることで、フロント荷重が増え、ブレーキングから進入、コーナリングにかけての安定性も増加しているという。

さらに、リヤショックにはトラベルが5mm長くなった(トータル125mm)オーリンズ製NIXフォークを採用。スイングアームにも改良が施され、ヨーとねじれの剛性を大幅に高めることで、コーナー立ち上がりでの安定性を追求。

 

 

既存モデルよりトップグレードを装着していたブレーキシステムもさらに進化を遂げ、ブレンボ製Stylemaフロントキャリパー&より高い摩擦性能を持つパッドを標準装備する。

その他、アクラポビッチ製チタンエキゾーストサイレンサーやボッシュ製リチウムイオンバッテリーの採用などにより車両重量は199㎏に抑えられている。

また、オプションでフロントブレーキ冷却用のカーボンエアダクトも設定されるなど、まさにMotoGPマシンレプリカといった仕上がりだ。

 

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電子制御サスペンションを標準装備したトゥオーノ

 

同時に電子制御サスペンションを標準装備するトゥオーノ V4 1100ファクトリーも登場。

オーリンズとアプリリアの共同開発による最新のセミアクティブ電子制御サスペンションシステムを標準装備しているのがポイントだ。

 

ハンドルバーのボタン操作でセミアクティブモードとマニュアルモードが選択できるSmart EC 2.0セミアクティブサスペンション。セミアクティブモードでは、車両から専用ECUに送信されたデータをリアルタイムに処理するアルゴリズムによって、動作に積極的に介入するSmart EC 2.0がサスペンション性能を管理。

 

 

一方マニュアルモードでは、セミアクティブアシスト無しに、機械式サスペンションシステムの動作と同じ方法で、あらかじめ設定されたセッティングで作動する。セミアクティブモード&マニュアルモードともに、ユーザーが選択できる3つのライディングモード(トラック・スポーツ・ロード)を設定。それぞれに個人的な好みやライディングスタイルに応じて、サスペンションの動作設定をカスタマイズすることが可能となっている。

 

 

また、RSV4 1100ファクトリーのエンジンをベースに、より低中回転域を重視した味付けのエンジンを搭載しており、最高出力は175 PS(129 Kw) / 11,000 rpm、最大トルクは121 N・m (12.3kgf・m)/ 9,000 rpmを発揮する。これらの変更に合わせ、ギヤ比やファイナルもより加速性を重視した変更を行なうことで、サーキットだけでなくストリートでの走りの楽しさも追求したモデルとなっている。車両重量は209kg、シート高は825mmだ。

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ヒラオ

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ヒラオ

イイものはイイ、ダメなものはダメと素直に言いたいだけなのに、基本否定や悪口から入ると周囲から言われる1992年生まれ。バイクだけに限らず、乗り物なら基本的に何でも好きだけど、シンプルな乗り味で自分が操っている感を楽しめるものが好み。

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