Lambretta V125 Special Flex

連載新車体感 ニューモデルインプレッション

No.
193
連載新車体感 ニューモデルインプレッション

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※公開中の誌面内容はNo.193(2018年4月24日)発売当時のものになります

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2017年のミラノショーにて復活を遂げ、日本国内でもこの春からデリバリーが始まったランブレッタ。49.5㏄、124.7㏄、168.9㏄の3種類があるが、今回は中間モデルのV125スペシャルのフレックスタイプをインプレッション!

文:谷田貝洋暁/写真:関野 温

スタイルに似合わぬ走り。スポーツ路線の車体がいい!

Lambretta V125のスタイリング

 

その語源はランブルス。ただの足には留まらない

ランブレッタ。その歴史は約70年前の1947年まで遡ることができる。イノチェンティ社の二輪ブランドとしてスタートし、イギリスを発祥として大流行したモッズ・カルチャーを牽引したこともあった。だが登場から四半世紀を前にした1971年、本家イノチェンティ社では生産を終了。今回紹介するランブレッタはそのイノチェンティ社直系。車体構成も、以前のスチール・モノコックフレームを踏襲するなど、エンブレムだけではない、伝統への敬意もきちんとはらわれている。つまり、まったくのブランニューモデルでありながら、正真正銘、本家のランブレッタというわけだ。

 

車体のデザインはクラシカルなスタイリングを採用するも、灯火類やエンジンマネジメントなどは、LEDやフューエルインジェクションといった現代技術を惜しみなく採用。その走りは実に現代的で、既存の125スクーターと遜色ない走りを見せる。通勤がてら幹線道路も走ってみたが、国産125㏄スクーター勢がひしめくシグナルダッシュグランプリ(笑)に参加してみても、リードこそできないものの、決して遅れをとることはない。

 

それに加えて、スタイリングはこのクラシカルなヨーロピアンスタイルである。似たような形や色の原付2種スクーターがひしめく信号待ちでは異彩を放つのだ。実際、注目度も高く、多くの視線を感じたのも事実だ。

 

さて、伝統のスチール・モノコックボディの話をしよう。ベスパなどの車体に比べると剛性が高い車体に仕上がっている印象だ。というのも、ベスパ、アプリリアなどのヨーロピアンスクーターは、今なお市街地に残る石畳を走ることを想定して、突き上げの衝撃が極力ライダーにつたわらないよう、フレームもサスペンションもしなやかに設定するのが慣例。

 

試乗前は、このランブレッタも同様の方向性だろうな、…などと思っていたのだが、走ってみると、かなり車体も剛性が高く、また前後のサスペンションも硬めのセッティングがされていることに気づく。おかげでマンホールや橋脚の継ぎ目などの段差では少々突き上げを感じることもあるが、ちょっとスピードを乗せてコーナリングしてみれば、その恩恵が如実に現れる。フロントブレーキでサスを沈み込ませながらバイクを寝かし、クリッピングポイントでアクセルオン! などといった少々スポーティな走りで車体にストレスをかけてもまったくへこたれないのだ。

 

ランブレッタが生まれた、ミラノ郊外の地名のランブラーテは、もともとランブルスという言葉が語源だとか。「軽い、素早い、敏捷な」といった意味だそうだが、まさにランブレッタに乗ってその意味を確認したしだいだ。

 

 

Lambretta V125のディティール紹介

 

レッグシールドにはキー操作で開閉できる小物入れを装備。内部にはUSB充電と、キー破壊による盗難防止用のイグニッションカット機構のスイッチがある

 

シート下には給油口とヘルメットが一つ入るくらいの積載ボックスがはめ込まれている。この積載ボックスを引き抜けば直接エンジンにアクセス可能だ

 

Lambretta V125の足つき&乗車ポジション

身長172㎝/体重68㎏
シート高770㎜と数値的にはそれほど高くないのだが、200と共通のボディは大きめで、丸みをおびたボディのおかげでシート座面は広く、足をひらいてまたぐことになる。172㎝の身長でかかとが若干浮き気味になる足着き性だった

 

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
1,890×735×1,115㎜
軸間距離
1,340㎜
シート高
770㎜
車両重量
エンジン型式・排気量
空冷4ストローク 単気筒・124.7㎤
最高出力
7.5kW(10㎰)/8,500rpm
最大トルク
9.2N・m(0.9kgf・m)/7,000rpm
燃料タンク容量
6±0.2ℓ
燃費(WMTC)
価格
40万円(税8%込)

CONTACT

問い合わせ先
サインハウス
電話番号
03-3721-1770(ショールーム)
URL
https://www.bolt.co.jp

※記事の内容はNo.193(2018年4月24日)発売当時のものになります

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