年に一度の国際免許更新のユウウツ

12月は僕にとって国際免許証の更新月。ここ10年くらいは、海外試乗会に個人旅行となんだかんだと年に数回、しかもワリと突発的に使うことになるので、切らさず更新することにしている。…のだが、この毎年の国際免許更新の作業がどうも面倒で仕方ない。というのも通常の免許と違って国際免許の有効期限は1年間しかないのだ。

有効期限が2、3年あれば「まぁ、まだ1年猶予が残ってるけど、忙しくないいまのうちに…」なんて、余裕をかました更新も可能なのだが、1年間だとヒマだからといって半年で更新するのもなんだかねぇ。で、わざわざ期限が近づくと更新のために休み1日を使って免許センターに行くのだが、これがなんだか本当に面倒で仕方ない。

というワケで本日。その更新作業に行ってきたのだが、この年一回という面倒さに引き換え、更新作業そのものは空いていればものの15分で終わるから、それがなんだか僕の神経を逆なでる(笑)。

 

あまりに簡単なので取り方を書けば、
①パスポートと免許証を2400円を用意(古い国際免許があれば持参)。

 

 

②専用の大きさの写真を撮る

 

 

 

③用紙を記入し、2400円分の印紙を貼って提出

 

 

④約15分待って、呼ばれたら免許にサインして終了。

 

 

…である。これでジュネーブ条約加盟国(97ヶ国)で使える国際免許が手に入る。

 

 

 

ただねぇ。

このわずか15分のために1年に1度、必ず免許センターに行かなければいかないということに憤りを覚えるのだ。しかも毎年(笑)。

 

 

交付を待つ15分のうち最初の5分は、この15分のために費やされる時間的犠牲とできたコト、やりたかったコトについて考える。なんともいえないやりきれなさを覚え、なんだか申し訳ないのだが交付受付のお姉さんをじったり次の5分で見つめることになり…、最後の5分で、そんなケツの穴の小さな自分に気付いて自責の念にかられながら、献血を呼びかけるポスターを見つめてみる…。

 

 

なぜ毎年毎年、年の瀬に自分の器の小ささを再認識させられなければいけないのか、腑に落ちない。すでに論点が切り替わっているが、そんなことはどうでもよいのだ! 多少、手数料が高くなってもいいから普通の免許更新と同じときにできて、同じ期間使えるようにならぬものだろうか? けっこう同じようなことを考える人は多いと思うのだが、どうなんだろう…。だって海外赴任してる人なんかは、この国際免許更新のために貴重な日本での休みが1日つぶれるんだよ? それだけで大変腹立たしいコトだと思うんだけどなぁ。

やたぐわぁ

written by

やたぐわぁ

本名/谷田貝 洋暁。「なるようになるさ」と万事、右から左へと受け流し、悠々自適、お気楽な人生を願うも、世の中はそう甘くない。実際は来る者は拒めず、去る者は追えずの消極的野心家。何事にも楽しみを見いだせるのがウリ(長所なのか? コレ)だが、そのわりに慌てていることが多い。自分自身が怒ることに一番嫌悪感を感じ、人生の大半を笑って過ごすことに成功している、迷える本誌編集長の44歳。

このコラムにあなたのコメントをどうぞ

この記事が気に入ったら
いいね!とフォローしよう

タンデムスタイルの最新の情報をお届けします