SUZUKI Vストローム250

特集秋キャンプ入門

No.
187
特集秋キャンプ入門

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※公開中の誌面内容はNo.187(2017年10月24日)発売当時のものになります

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荷物の存在を忘れるほどのズバ抜けた安定感がすばらしい

紅葉と秋の味覚を存分に楽しみたいと考え、焚き火台やらテーブルやら調理器具やら…、とにかくたくさんのキャンプ道具を用意。それらを大型のシートバッグに詰め込むと、両手で持ち上げてズッシリと重さを感じるほど。

 

かねてより積載性に定評のあったVストロームの実力を知るためには絶好のシチュエーションで、これだけの荷物を積んでどんな走りを見せてくれるのか楽しみにしていた。

 

ちなみに今回のツーリングは、片道4時間以上の高速道路走行と1時間の市街地走行、残りの行程は蔵王のワインディングだったんだけど、Vストローム250、どのステージもソツなくこなせてすこぶる気持ちがいい。

 

というのも、高速道路でグングン速度が乗るとか、市街地のスタートダッシュがキレキレとかそういうことじゃなく、気負わずに走っていても、ふと気付くと「いつの間にかけっこうな距離を走ったなぁ」と我に返るような不思議な感覚。ライダーをせかすことなく距離を稼げる…。そんな印象だ。

 

そして特筆すべきはワインディング。これだけの大荷物を積んでいるからコーナリングは半ばあきらめていたけれど、Vストロームは「そんな遠慮はいりませんよ?」とばかりにスイスイ走ってくれる。積載状態のインプレッションをしようと意気込んでいたのに、荷物を満載にしていることを忘れてしまうほど安定しているのだ。250㏄クラスのモデルの中には、車重が軽かったりとか、そこまでの高荷重を想定していなかったりといった理由で、キャンプ道具を満載にすると走りが残念になる車種もあるけれど、コイツはそんな250㏄のセオリーを見事に覆してくれた。

 

この特性はペースを上げて走りたい人にはもちろん、今回のように景色を楽しみながらのんびり走りたい人にもピッタリ。キャンプ道具満載のツーリングスタイルに、これだけマッチする250はなかなかないぞ!

 

 

 

ここがイイ!積載ポイント

 

乗車ポジション&足つき

ライダー:身長183㎝/体重64㎏
シート高800㎜は250㏄クラスのネイキッドよりもほんのわずかに高い程度。アドベンチャーモデルとしてはかなりの低シートで、ポジションも自然で疲れにくい

 

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
2,150×880×1,295mm
軸間距離
1,425mm
シート高
800mm
車両重量
188kg
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークOHC 2バルブ 2気筒・248cm3
最高出力
18kW(24ps)/8,000rpm
最大トルク
22N・m(2.2kgf・m)/6,500rpm
タンク容量
17L
価格
57万240円(税8%込)

 

メーカー製品ページ

http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/dl250l7/top

CONTACT

問い合わせ先
スズキお客様相談室
電話番号
0120-402-253
URL
https://www1.suzuki.co.jp/motor/

※記事の内容はNo.187(2017年10月24日)発売当時のものになります

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