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SUZUKI GSX-R125 ABS

車両インプレ・解説
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2018年3月20日
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GSX-R125のディテール紹介

初期のGSX-Rシリーズは横二眼ヘッドライトだったが、2000年代以降は縦二眼になっており、125もその流れを踏襲。下サイド部はポジションランプで、すべてLEDだ
セパレートハンドルはアッパーブラケット下にセットされ、フロント荷重がかけやすい。メーターはデジタルで、ギヤポジションインジケーターやシフトランプが組み込まれる
シートは前後セパレートタイプが採用されている。前部が絞り込まれているので、足つき性は良好。タンデムシート下は小物入れになっているが、工具と書類程度しか入らない
ヘッドライトとポジションランプはLEDだが、テールランプとウインカーは従来のバルブだ。スリムなテールカウルに反して、長めのリヤフェンダーがセットされる
フルカウルタイプのミラーは乗車するとライダーの腕が写り込み、後方視認性がイマイチなことも。GSX-R125はステーとボディ形状が工夫され比較的見やすい部類に入る
タンク自体はスチール製だが、前方は樹脂製パーツでカバーされている。細身のため、走行中はニーグリップよりもヒールグリップを多用した。実走燃費は33.31㎞/ℓ
ステップはスポーツタイプらしく、後ろ＆アップめにセットされている。バーはアルミ製。走行中、バンクセンサーをすることはなかった。タンデムステーはボルトで着脱可能
昨今のフルカウルモデルの流れを汲んだ、テーパー型のデュアルエンドサイレンサーがセットされる。低中回転域の排気音は静かだが、高回転に入るといい音を奏でてくれた
フロントブレーキはφ290㎜のペタルディスクと片押し2ポットキャリパーの組み合わせ。レバーをにぎり込まないと制動力が立ち上がらないが、奥の制御性は良好だった
レッドゾーンは1万500回転からだが、それ以上回るエンジン。回せば回すほど楽しくなる。高回転域では振動が増すと思ったが、とてもジェントルだったのが好印象
鉄角パイプをメインにしたスイングアーム下部にはメンテナンススタンドフックが組み込めるようになっている。リヤディスクもペタルタイプで、よく効いてくれた
リヤショックはリンク式モノショックと本格的。プリロード調整も可能だ。試乗時にはちょっと硬めな印象を受けたので、ツーリングメインならプリロードを抜いてみた方がいいかも

 

GSX-R125 ABSの足つき＆乗車ポジション

身長171㎝／体重68㎏
数値的には785㎜と高めだが、実際またがってみるとスリムな車体のおかげで足つきはすこぶる良好。ハンドル位置が低いものの、約300㎞の試乗で手首が痛くなることはなかった

 

タンデムランチェック
ライダー：タンデマーの重量分、発進時の回転数に注意を払い、加速性能もソロのときより低下。着座位置も限られ、街乗り&短距離ならばいいが、スポーツ走行やツーリングでタンデムは避けたいところ
タンデマー：シートベルトに指を絡ませづらいが、テールカウル下に指を引っかける部分があるので、なんとかライダーに触れずに体を固定できた。あくまでエマージェンシー的な使い方になるだろう
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※記事の内容はNo.191（2018年2月24日）発売当時のものになります

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