連載新車体感 ニューモデルインプレッション
No.
168
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※公開中の誌面内容はNo.168(2016年3月24日)発売当時のものになります
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CRF1000Lアフリカツインで高速走行。21インチホイールなのに高速道路がとても走りやすく感じた
CRF1000Lアフリカツインの試乗会場はスポーツランドしどき。本コースの大坂もきっちり登るアフリカツイン。こいつのオフロード性能は本物だ
走り出した瞬間わかる。アフリカツイン のその軽さ
スクリーンは高速巡航でも非常によく効き走行風が当たらない。そのうえ負圧の逃がし方にも腐心したのだろう、ヘルメットを揺らすような乱流も起きにくいので快適。ヘッドライトユニットは小糸製のLED
高いオフ性能の実現のためにφ45mmインナーチューブ&ストローク230mmを確保したフルアジャスタブルのフロントフォーク。タイヤもフロント21インチ/リヤ18インチのフルサイズをチョイス
右スイッチボックス中央にあるのがドライブモードの切り替えボタン。通常モードの「D」に対して、スポーツモードの「S」は変速時にエンジン回転を引っぱる傾向にある。しかも「S」モードは3段階に切り替えが可能
【DCT仕様】クラッチレバーのようなものはパーキングブレーキ。スイッチボックス下側にあるのはギヤチェンジボタン。トラコン切り替えスイッチは、スイッチボックス前方にある。5段階切り替えのグリップヒーターはオプション
ハンドル切れ角は片側43°と、この種のモデルとしては恐ろしく切れる。おかげで取りまわしがしやすいほか、狭い林道などでのUターンやアクセルターンもしやすい。平均燃費は18.4km/hだった
【MT仕様】これだけ長いリンクを使用しているにもかかわらず、シフトフィーリングはカッチリとして良好。フットペグは小さめで、ワイドステップにすればさらに操作性が高まるだろう
ブレーキへと伸びるホース類をうまく取りまわすように設計されたフェンダー。破格ともいえる価格は、こういった地道なパーツ点数削減のたまものだという
CRF1000Lアフリカツインでジャンプ! 軽量に作られているとはいえアドベンチャーツアラーである。この巨躯が宙を舞う姿は大迫力だ
SPECIFICATIONS※[ ]内はMT仕様
- 全長×全幅×全高
- 2,335×930×1,475mm
- 軸間距離
- 1,575mm
- シート高
- 870/850mm
- 車両重量
- 242[232]kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークOHC 4バルブ 並列2気筒・998cm3
- 最高出力
- 68kW(92ps)/7,500rpm
- 最大トルク
- 95N・m(9.7kgf・m)/6,000rpm
- タンク容量
- 18L
- 価格
- 149万400円[138万2,400円](税8%込)
メーカー製品ページ
https://www.honda.co.jp/africatwin/
※記事の内容はNo.168(2016年3月24日)発売当時のものになります