月日を経てあらためて感じたふるさとのよさ

先日、父の49日で実家に帰った。それに合わせて母と近所のお香典返しに回ったのだが、子どものころお世話になったり遊んでくれた人たちと久しぶりに会うのは、なんとも感慨深かった。なかには30年近く会っていない人もいたけれど、それでもお互いのことを覚えていて何かしらの話ができ、それとともに眠っていた記憶が甦ってくるのが楽しかったのだ。

ただ一つ、多くのおばさんやおじさんたちに言われて複雑な気持ちになった共通のコメントが「お父さんとそっくりになってきたね〜」である。自分のなかではけっこう似ていた時期もあったれど、最近は差が出てきたんじゃないかと思っていただけにショックだったのだ。父は技術屋でボクは出版関係という環境の違う世界で生きてきたこともあって歳の重ね方も違い、40代に入ってそれが顔にも表れてきたんじゃないかと密かなる期待をしていたのだが、どうやらそうではなかったらしい。外見にしても父はヒゲははやしていなかったし、きっちりとした七三分けでメガネもかけていなかった。対してボクは口ひげを生やしているし、髪型はとくに分け目も付けていないしメガネをかけている。それでも似ていると言われると、“なんかな〜”という気持ちになるのもわからなくはないでしょ? ただ、みなさんの記憶にしっかりと父やボクが残っていることはうれしかったのである。で、少しばかり複雑な気持ちになったわけ。

ただ、実家で過ごした時間は、自分のなかでは過去に置いてきた記憶だったけれど、改めて触れてみるとなんとも大切なものに感じた。これまでは二度と触れることはないだろうと思っていたけれど、その考えを改めたいと感じた今回の里帰りであった。

タロー

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タロー

自転車にはじまり、バイク・車と自分で運転できるモノに乗っているだけで喜びを感じてしまうアラフォー。初めてラジオで聴いたヴァン・ヘイレンの「ホワイ・キャント・ジス・ビー・ラブ」以来HR/HMにはまり、着る服はタイトなモノが多い。ただし楽器類はまるっきしダメ。最近脇腹についた肉におびえ、全盛期は昼飯に弁当2つは当たり前だったのが1つをビクビクしながら食べている気弱なオヤジ。

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