すぐに買えばいいってもんでもないよね

小学生のころには「Gパンは子どものはくモノ。中学生以降はスラックス!」と、かなり勝手なルールを作り、いきがったセリフをはくほどだったのに(実際に中学時代は一度もジーンズをはいたことはない!・笑)、歳を重ねるごとにTPOに気をつかわない生活に慣れてしまい、その結果、先日もあまりにもラフな格好で取材会場入りしたため“あやしい人”として危うく取材道具を取り上げられるところであった(汗)。そもそも、なぜTPOをわきまえなくなったのか? よくよく考えてみると、逆にTPOを考慮しないことで少しばかりいきがっていたのかもしれない。ただ、40歳を超えてこの業界にいれば、それなりに人前に出なきゃならないときもあるし、会う相手に合わせた服装をしなければと思うことも多くなってきた。

TPOを意識すると、打ち合わせにはこぎれいなエリ付きのシャツくらい着たいし、取材のときは撮影もするから地面に寝転がれる服を用意したいといった具合で、これまでに比べて出張時の荷物が一気に増える。当然持っていくモノが増えれば、それらを運べる容量のバッグが必要になってくる。キャスター付きのコンパクトなスーツケースが便利そうなんだけれど、“このご時世、イザというときに背負って走れるバッグじゃないと…”、という思いもある。ここ1ヶ月くらいなにかいいのがないかといろいろ物色していたんだけれど、なかなかコレというのが見付からなかった。“困ったな”と思いつつ、ふと身の周りを見てみると、これまでに買ったいろんなサイズ&カタチのバッグがゴロゴロしているじゃないですか! それらの使い心地をチェックしてみると、25年くらい前に手に入れたザ・ノース・フェイスの3ウェイバッグが、容量も作りもまさに求めていたのにピッタリだったのだ。それにしても25年前のバッグが普通に使えること自体スゴイなと思うし(使用頻度が低かったので、ほとんど傷んでいないのだ)、ちょっと古くさくなったからと捨てることなく手元に残していた自分にも感謝である。そして、手に入れたモノは大事に長く使い続けようとあらためて思ったしだいである。それにしても、適度に使い込んだバッグがカッコよく見えるのはボクだけなんだろうか?

タロー

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タロー

自転車にはじまり、バイク・車と自分で運転できるモノに乗っているだけで喜びを感じてしまうアラフォー。初めてラジオで聴いたヴァン・ヘイレンの「ホワイ・キャント・ジス・ビー・ラブ」以来HR/HMにはまり、着る服はタイトなモノが多い。ただし楽器類はまるっきしダメ。最近脇腹についた肉におびえ、全盛期は昼飯に弁当2つは当たり前だったのが1つをビクビクしながら食べている気弱なオヤジ。

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