何が良いかは人それぞれだ

自分の「かりつけの病院」は以前住んでいたところの町医者である。もちろん引っ越し先でも評判の良い病院はいくつかあったので色々通ってはみたのだが、最終的に「何が良いかは人それぞれだな…」と通い続けるまでには至らず「やっぱりあそこの病院だ」とわざわざ遠くてもそこにふたたび通い続けている。いや、正確には過去形である。というのは先日、そのかかりつけの病院に行ってみると、診療時間が大幅に縮小されており、ほぼ医院をたたんだ状態になっていたからだ。今まで気に入った屋台や食堂などが、ある日突然店じまいして「えぇ~っっ!?」というのは何度かあったが、病院までとは思っていなかったのでショックである。が、落胆してばかりもいられないのでとりあえず別のところを…と車でウロウロ探して、ある1件の小ぢんまりした病院に入った。今日だけしのげればいいと期待しないで入ったところ、意外にもなかなかどころか処方せんを持って行った薬局までも良かった。自分の場合、「良い」とは診察が丁寧で的確というのに加えて、あとは雰囲気といった感覚的なものである。感覚で良いのだ、自分が通うのだから。心地良い病院というのはリラックス効果が期待され、体に蓄積したストレスが軽減、大きく治癒に関わると、自分でそう勝手に解釈している。だから「何が良いかは人それぞれだな」というのはそういうことである。たとえば別の人だったら家に近いことを最優先に考えるかもしれない。

 

それが数ヶ月ほど前のことで、それからはこの病院がわたしのかかりつけ医となっているのだが、行くたびに道を間違える。なんとなくその辺を走っていればそのうちたどり着くのだが、しかしよくもまあこんな目立たない場所を「たまたま」運良く見つけられたな~と我ながら感心している(笑)。

チャンカメ

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チャンカメ

タンスタ創刊号の〆切間際に入社した古株女子だが貫禄はまるでナシ。かわいい=へんなものについつい手が伸び、デスク周りは癒やし(?)小物だらけ、少々アク抜きの必要な40代。イラスト担当。愛車は現在Z250。乗るたびに ”最近のバイクはすごいな〜” と可愛さ倍増中☆

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