10数年ぶりに中学生時代の友達に会った。電話で何度か話をしたりインターネットなどで近影を見ていたこともあり、衝撃を受けるほどではなかったけれど、直に会ってみるとその変わらなさぶりには少々驚いた。さらに10数年ぶり近く会っていなかったのに、まるで2、3日前にも会ったかのような感覚だったのも新鮮だった。
お互い今年で41歳になるのだが、見ため&雰囲気は30代前半と紹介されても十分に通じるレベル。本人いわく「好き勝手に生きているから」というのが、若さを保てている原因のようであった。とはいえ一人で自分の自転車ショップを切り盛りし、嫁さんと子どもを養っているわけだから苦労は半端ではないだろう。ただ、彼の場合は10代からハマっている自転車(=好きなこと)が仕事になっていることが、よかったのではなかろうか。ボクの周りだけで判断すると、彼のように好きなことを仕事にしているヤツは、あまり老けたイメージがない。逆にサラリーマンとして企業戦士となって必死に働いている人ほど老けたな〜と感じることが多い。もちろん歳相応に見えるのも、ハクが付いてそれはそれでいいことだと思うので、その点において優劣があるわけではないのだが…。
久しぶりに会う友達との話題は、たいがい近況報告に始まって、最後は他の人たちが今どうしているのかに落ち着く。このときもそんな流れになり最後に彼が口にした「みんなが幸せになに不自由なく生きていてくれればいいよね」というフレーズが頭のなかでこだまし続けた。こんな時代だけに、一緒のときをすごしたみんなが幸せに生きていることを願ってやまない。