メリークリスマス。

ボクはよく、編集部の周囲を散歩したりします。散歩中に企画などのアイデアがわくこともあるので、煮詰まると散歩に出たりするわけ。お気に入りの場所は、「ザ・プリンス パークタワー東京」の裏手にある広場。ボクは、東京タワーのビュースポットとしてはココが最高だと思っています。ちょっと高台になっているからか、あまり散歩している人も少なく、思いのほか静かで落ち着くんですよね。こないだも、ここを散歩していたのですが…。

 

なんとこの日は、東京タワーのクリスマスイルミネーションが点灯する初日だったみたいで…。通常とは違うパターンでキラキラと輝いたり、展望台の部分にハートマークが浮かんだり。まぁ、それはそれはロマンチックな状態でした(笑)。シアワセそうにイルミネーションを眺めるカップルもいたので、ボクは早々に退散したのですが…。なんかね、あらためて「クリスマスっていいよなぁ…」と思ったわけです。日本でクリスマスを祝うようになったのはいつからなのか知りませんが、いいイベントを輸入したなと思います。

 

日本人にとって、「愛」っていうのは、けっこう不得意ワードだと思うんですよ。なんつーか、非常に照れくさい言葉であると。でも1年に一度くらい、そんなワードについて少しマジメに考えてみる日があってもいいと思うんです。別にね、恋人に対して「ラブラブ〜♪」みたいなヤツばかりじゃなくて、家族愛だとか人類愛だとか、地球上から戦争がなくなる日のこととか。ジョン・レノンも『HAPPY XMAS』の中で、「戦争は終わる(War is over)。あなたが望むのなら(If you want it)」と歌っていますよね。「愛」というワードをみんなが照れることなく言える日は、古い時代の日本にはなかったと思うんです。でも、クリスマスというイベントならそれができる。「メリークリスマス」って言葉はいいなぁと、かつての日本人は感じたのではないでしょうか。だから、照れをなくす方便として、クリスマスというイベントを輸入した…。そんな側面もあるのではないかと思います。

 

 いよいよ、クリスマスムードが高まってきた今日このごろ。「ほとんどの日本人はクリスチャンじゃないクセによぉ…」なんて斜に構えることもできますが、ボクは、クリスマスというイベントは「照れをなくす方便」だと思っています。これまでも日本人は、世界中からいろいろなモノや文化を吸収して独自に発展させてきましたが、クリスマスもその一つ。従来の日本にはなかった、いい文化を輸入したなぁと思います。

 

飢えや、病や、犯罪や、爆弾が落ちてくる恐怖などのない、すべての人が心穏やかに過ごせる日を願って。そして、心穏やかに過ごせる夜がいかにすばらしいことであるか。あらゆるものに感謝して。

 

メリークリスマス!

マンボサイトー

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マンボサイトー

「マンボ」というニックネームはマンボウ似であることから名付けられ、当初はかなり嫌がっていたものの、最近ではそれほど気にならなくなってきた。ビッグバイクよりも中小排気量 の方が好き、人気車種よりもマイナー車の方が好き、というあまのじゃくな性格の持ち主でもある。

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