リベンジならずに再リベンジを誓う

早いもので2017年1月にフルマラソンデビューをはたして早1年。参加したのは鹿児島県のいぶすき菜の花マラソンで、目標は4時間台だったが、時間は5時間台だった。このレースに参戦するため、3ヶ月ほど時間を見つけて走り込んだ。

本番前のチャレンジとして、2016年の仕事納めの日に、家まで走って帰りもした(約43㎞ほど)。これはあくまで40㎞以上走れるかを事前に確かめたかったから。ただ後で同好の士に話をすると「ダメじゃん」という返事が。途中休みながら走破したが、フルマラソンの疲労はなかなかな抜けない。なのでレース前に40㎞以上走るのはセオリーではないそう。

そんな話を聞きながら2018年も参戦しようと思った。『年末に家まで走って帰らなければ4時間台をねらえるのでは?』。要はリベンジをしたかったのだ。ところがいぶすき菜の花マラソンの日程は毎年1月の第二日曜日。今年は1月14日なのだ。タンデムスタイルの締め切りにかぶるし、その後の姉妹誌アンダー400の編集作業もある。これらを考えて参戦を断念した。

その後、個人所有のゼファー750のメンテナンスをしてもらっているショップのスタッフから「湘南国際マラソンに出ない?」と持ちかけられた。ここ数年ショップのスタッフやお客さんと参戦しているそう。日程は2017年の12月3日。日程的には問題ない。ただ先着順のため、申し込み段階で参加できないという懸念もあったが、無事参加できるようになった。

いぶすき菜の花マラソンはアップダウンの激しいコースだったが、湘南国際マラソンはそれと比較するとフラットなコース。これなら4時間台をマークできるはずと、時間を見つけは走り込んだ。もちろん1ヶ月前に40㎞を走るという無茶もせずに。そして当日を迎えた。

前回はアップダウンが激しいため、走行ペースは一定ではなかったが、今回のコースなら一定で走れるとふんでいんた。1㎞6分ペースで走れば余裕で4時間台に入る。後半でペースが落ちてもなんとかなりそうだ。むしろ調子に乗って最初から5分台で飛ばさないように注意したほど。

スタート直後は渋滞で思ったほどペースを上げられなかったが、暖機運転にはちょうどいいと落ち着きながら走る。ところがスタート直後に尿意を催す。スタート1時間前にはトイレに行ったのだが…。最初のトイレスポットは思ったより渋滞しているのが見えたが、次のトイレまで我慢する自信がない。トイレ待ちで時間が思ったより時間を食ってしまったが、気をとり直して走りだす。周りのペースが遅く、6分キープを意識しながら、しばし隙間を見つけては左右に移動しながら、着実に距離を伸ばしていく。

この動きがいけなかったのだろうか。20㎞を過ぎたあたりで、左ヒザ外側に違和感を感じるように。これまでになかった違和感だ。少しペースを落としながらようすを見たが、どんどん痛みが増していく。25㎞を過ぎたあたりで、痛みでストップしてしまう…。

前回のいぶすきでも別の部位が痛くなったが、走り方を変えると遅いペースながらも走ることはできた。今回もいろいろな走り方を試すが、どれもスピードが上がらない。そうこうしているうちに4時間台のペースメーカーに追い抜かれてしまう。焦るもペースが上げられない。ただ歩くことはできたので、頭を完走に切り替える。

そして30㎞手前から、足切りタイムに怯えながら歩き続けることに…。時間内に決められたポイントを通過できなければ、リタイヤとなってバスに乗らなければならないのだ。歩き始めたときには余裕があったが、徐々にお尻に火が付き始める。最終的には最後のポイントを通過するのが3分ほど遅ければバスに乗るハメだった。

4時間台を目指してリベンジ参加した湘南国際マラソンだったが、結果的には散々な内容…。初参戦よりも走り込めなかったこと、スタート直後のトイレ以降の追い抜き方が悪かったのか…。反省する部分は多々あるが『次回こそは!』と心の中で再リベンジを決意。

2019年のいぶすき菜の花マラソンは1月13日なので無理。湘南国際マラソンも12月の第一日曜日なら参加できないこともないが、アンダー400の締め切り後なので、おそらく直前の走り込みができなさそう。いろいろと調べてどこかしらの大会に参加するつもり。

まずはコツコツと走り込むこと。これを今年の目標のひとつにしたい。最低でもひと月50㎞以上を目標にする(これは山歩きも含む)。1月12日の時点ですでに25㎞は達成。なんとか毎月ノルマをクリアしつつ、4時間台をマークしたいところだ。

よっすぃ~

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よっすぃ~

近代日本の文化は数あれど「バイク」・「マンガ」・「アニメ」に興味があり、そのどれかに関わる仕事したいと考え、バイク雑誌の編集を始めてはや15年(本人は「ガンダムをはじめとするロボットアニメが好き!」と主張するが、周りからは萌え系アニメ派と思われている…)。その半分以上の時間は家に帰らず、カメラを持って全国各地を放浪するか、原稿書きで編集部に引きこもってすごしてきた。「おかげでどこでも寝れるようになった」と豪語する40歳。

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