オレンジのフレーム、鋭いスタイリング、そして圧倒的な走り。その個性で世界中のライダーを魅了してきたメーカーがKTMである。
KTMはオーストリアに本拠を置くモーターサイクルメーカーで、オフロードレースやモトクロス、ラリーといった過酷な競技の世界で数々の実績を積み重ねてきたブランドだ。その哲学はシンプルで「Ready to Race」。すべてのバイクがレースのDNAを持つことを意味する言葉であり、KTMの開発思想そのものでもある。
KTMのDUKEシリーズとは?
そんなKTMのラインアップの中でも、ストリートモデルの中心的存在として人気を集めているのが「DUKE」シリーズだ。DUKEは軽量な車体とパワフルなエンジン、そして鋭いハンドリングを特徴とするネイキッドスポーツ。コンパクトな車体に高性能を凝縮した「ストリートファイター」的なキャラクターで、街乗りからワインディングまで刺激的なライディングを楽しめるのが魅力だ。排気量も125ccから大型まで幅広く、KTMの世界への入口として多くのライダーがDUKEを選んでいる。
新型990DUKE Rの特徴
そのDUKEシリーズの新たなハイパフォーマンスモデルとして登場したのが『990DUKE R』だ。ベースとなる990DUKEのスポーティなキャラクターをさらに研ぎ澄ませた『R』モデルとして、ラインナップに加わった。
まず目を引くのが、その強烈な存在感を放つデザイン。ホワイトとマットブラックを基調としたグラフィックに、エレクトロニックオレンジのフレームを組み合わせたカラーリングは、かつての名車「990SUPER DUKE R」を思わせるもの。タンクに刻まれた『R』のレターは、このモデルが特別なパフォーマンスを持つことを主張している。
心臓部には947㏄の並列2気筒エンジンを搭載。改良されたエンジンマッピングにより、最高出力は127.84psを発揮。ベースモデルより約5ps向上し、最大トルクは103Nmを維持している。パワーアップしながらも燃料を除く重量は179㎏のまま。軽量な車体と強力なエンジンの組み合わせが、KTMらしい鋭い加速とレスポンスを生み出す。
さらに、エルゴノミクスの見直しによってシート高と最低地上高は15㎜アップ。重心もわずかに高められ、バンク角は約3度増加した。これにより、ワインディングやスポーツライディングでよりアグレッシブな走りを楽しめるようになっている。
足まわりにはWP製のAPEXサスペンションを前後に採用。フロントフォークは新設計のオープンカートリッジタイプで、径は43㎜から48㎜へ拡大。剛性は34%も向上し、高速コーナーでも安定したハンドリングを実現する。リアショックも新しいリンケージシステムに合わせてアップグレードされ、より高いコントロール性を発揮する。
ブレーキにはBrembo製StylemaモノブロックキャリパーとMCSマスターシリンダーを採用。320㎜のフロントダブルディスクと組み合わされ、スポーツ走行でも信頼できる制動力を提供する。軽いタッチでも確実に効くブレーキフィールは、KTMのスポーツネイキッドらしいダイレクトな操作感を生み出している。
さらに990 DUKE Rは、電子制御も大きく進化している。8.8インチの横型TFTフルカラーディスプレイはタッチスクリーンに対応し、視認性と操作性を大幅に向上。ライディングモードの切り替えやコネクティビティ機能の操作も直感的に行える。SPORT ABSやSUPERMOTO+ ABSといった多彩な電子制御も搭載し、ライダーの好みに合わせて走りを細かくセッティングできるのも魅力だ。
まとめ|刺激的な走りを楽しめるネイキッド
990DUKE Rは、単なるパワーアップモデルではない。軽さ、鋭いハンドリング、最新テクノロジー。そのすべてを高いレベルで融合させた、KTMらしい「攻めのネイキッド」である。刺激的な走りを求めるライダーにとって、このマシンはまさに新しい相棒となる存在だ。街でもワインディングでも、アクセルを開けた瞬間にKTMの「Ready to Race」の精神を体感できるはずだ。
SPEC. ●全長×全幅×全高:ー×ー×ー(㎜) ●軸間距離:840㎜ ●シート高:1,481±15㎜ ●車両重量:約179㎏(燃料除く) ●エンジン種類・排気量:水冷4ストロークDOHC並列2気筒・947㎤ ●最高出力:94kW(127.84ps)/9,500rpm ●最大トルク:103N・m(10.5kgf・m)/6,750rpm ●燃料タンク容量:約14.8L ●燃費(WMTC):ー㎞/L ●タイヤサイズ:F=120/70ZR17・R=180/55ZR17 ●価格:207万円
CONTACT
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