④減速 〜安全にバイクを運転するために不可欠な操作〜

加速以上に奥が深く、難しいといわれるのがこの減速だ。バイク事故でもっとも多いのはスピードの出しすぎと、ブレーキ操作の誤りによるもの。正しい操作を身に付けて、公道に潜むさまざまな危険から身を守れるようにしておこう。

ポイント

  • レバーをにぎる感覚は“じわっ”と
  • 減速時にはニーグリップを意識する

フロントブレーキ

リヤブレーキ

ブレーキをかけた時の車体

ブレーキをかけると、フロントフォークが縮んで車体は前のめりになる。このときフロントタイヤは路面に押し付けられた状態になるため、強い制動力が得られる。左足を停止直前に出してバイクを支える
 

ニーグリップで体を安定させよう

車体が前のめりになるときは、ライダーにも前方向に強い力がかかる。そのときにハンドルに体重をかけてしまうと正確な操作をさまたげるため、ニーグリップを意識して下半身で体を支えるようにしよう。

ニーグリップとは、写真のようにヒザでタンクをはさんで、ライダーとバイクの一体感を高めることをいう。下半身を安定させることで、上半身にかかる負担を減らすことができる

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