シンプルながらも使用頻度が高い重要な工具だ
鉄の棒をL字に折り曲げただけに見える、かなりシンプルな工具。知らない人が見たら工具とも思われない かもしれない。しかし簡素な見た目とは裏腹に、こいつを使う場面はかなり多い。
使用するのは六角穴付きボルトを緩めたり締め付けたりするとき。この六角穴付きボルトだが、プラス・マイナスネジよりも工具をセットしたときの接触面が大きく、ナメにくい構造となっている。それゆえにさまざまな箇所に採用されており、メンテナンスにおいてこの六角レンチは大活躍するのだ。
注意すべきはL字型はそれほど大きな力がかけられないところ。外装系などでは問題ないが、フレームまわりなどは後述するビットツールを使うといいだろう。ちなみにL字型のもの以外にも、ドライバーの先端を六角にした六角ドライバーや早回しがしやすいT型六角レンチがある。
六角レンチを使うのはこんなところ!
奥まったところのボルトや、早回しにはボールポイントが便利!
六角レンチの使い方
早回しで使う場合
本締めで使う場合
Q.ネジってどっちに回すの?
意外と悩んでしまうのがネジ・ボルトの回す方向。単純そうな問題だけど、本締めしてあるネジを外すときにさらに締める方向へ回してしまうと、ネジを破してしまう恐れがある。ネジは頭から見て右回しで締まり、左回しで緩む。ペットボトルのキャップと同じだと覚えよう。サムズアップしたときの親指がネジの進む方向、その他の指が回す方向として覚える方法も。