操作感向上と手首の疲労軽減に効果あり! バイクのレバー高(角度)調整方法

グリップの位置はそのままにレバーそのものの高さ(角度)を自分仕様に変更しよう!

グリップの位置はそのままにレバーそのものの高さ(横から見た時の角度)を変更するやり方を紹介するぞ。レバーの幅や重さが変わるわけではないけれど、ここをうまく調整することでレバーをにぎりやすくしたり必要な力を減らすことができる。ここではブレーキを例に紹介しているけれど、もちろんクラッチレバーも調整可能だ。

使用する工具
コンビネーションレンチ
ボルト2本で固定されているモデルの場合、たいてい同じサイズが使われているため、工具は1サイズ用意すればOK。ヘックスボルトや六角ボルトが使われているケースが多く、本記事の例として取りあげたMT-25では8㎜のメガネレンチを使用する

レバー位置の目安

レバー位置の目安
手首が反ったり丸まったりすると、指先の繊細な動きが妨げられてしまう。ヒジ・グリップ・レバーの3点が一直線上に並ぶように調整すると、手首の角度も自然に決まる

1. ポンチマークを確認

ポンチマークを確認
出荷時のホルダー位置は、合わせ面がこのポンチマークの真横に位置するようになっている。わからなくなったら標準位置に戻すことは調整の基本なので、最初にこの位置を確認しておこう

2. ボルトを緩める

ボルトを緩める
2本ある上下のボルトのうち下側を緩める。ここもハンドル調整と同じくボルトを完全に抜き取る必要はなく、軽く緩めておく程度で十分だ

3. レバーホルダーごと回す

レバーホルダーごと回す
レバー位置を上げたい場合は、根元部分を押し上げるようにしてホルダーごと回転させる。このあと実際にまたがってレバーの操作感を確認し、徐々に微調整していくといい

4.「 △ 」印の示す上のボルトから本締めする。ミラーも同時に調整する

「 △ 」印の示す上のボルトから本締めする
位置を決めてボルトを 本締めすれば完了だけど、レバーホルダーはミラーステーと一体になっている場合が多く、レバーの角度と一緒にミラーの角度も変わってしまう。この2つの調整はセットで考えておこう

ココがポイント!

仮止めして動作確認を

仮止めして動作確認を
ハンドル調整と同様、グラグラの状態だとかえって調整しづらいので、ボルトの緩めすぎには要注意。仮止めの状態で少しずつホルダーを回そう

※調整作業後にホルダーがしっかり固定されていないと走行時に大変危険です。工具の扱いや調整に自信がない方は、バイクショップなどに相談することをおすすめします。

レバー操作のしやすさは安全性や快適性にも影響するぞ

レバー操作はバイクを操作するうえでかなり重要なパートだ。とくにブレーキレバーはとっさに指を伸ばしたときにもっとも操作効率のいい位置に調整しておかないと危険だし、クラッチレバーも余計な力が入ると疲労の蓄積にもつながることになる。バイクを買ったらすぐにでも調整しておきたいところだ。

ハンドル調整をしたら要チェック

ハンドル調整をしたらレバーの高さもおのずと変わる。レバーホルダーはミラーステーと一体になっているモデルが多いため、ハンドル・レバー・ミラーの3つはセットで調整するものだと考えておこう。

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