MTシリーズ最上級モデルのMT-10がモデルチェンジ。基本性能を高めつつ官能的なサウンドデザインを実現

幅広いステージでスポーティな走りが楽しめるヤマハのスポーツネイキッドMTシリーズ。その最上級モデルとなるMT-10がモデルチェンジされ10月26日（水）に発売される。

 

最大のトピックはα live Ad（アライヴ アコースティックデザイン）を二輪車の開発に初めて応用したことであり、断面積と長さの異なる吸気ダクトの吸気音を各周波数で共鳴させ音圧のバランスをチューニングすることで、“操る悦びを体感できるサウンドデザイン” を実現したことだ。これにより加速時やコーナーの立ち上がり時などに、トルク感だけでなくサウンドでも乗り手を楽しませる仕様となっている。

 

さらに今回のモデルチェンジでは吸排気系を見直すことで平成32年排出ガス規制適合化を図りつつパワーアップ。FIセッティングの最適化により低中回転域でのリニアなトルク特性も実現しているうえに、各種電子制御もバージョンアップされている。

 

新たに6軸IMUを搭載。その情報を車両側にフィードバックするECUには、クイックシフターをはじめトラクションコントロール、スライドコントロール、リフトコントロール、エンジンブレーキマネージメント、ブレーキコントロールなどを織り込んでいる。個々の制御は相互に連動してライダーをサポート。よりマシンのポテンシャルを効率よく引き出せるシステムが与えられている。

 

なお車両本体価格はスタンダードモデルのMT-10 ABSが192万5,000円で、オーリンズ製電子制御サスペンションやアンダーカウルなどを装備した上級モデルのMT-10 SP ABSは218万9,000円。カラーバリエーションは前者が“パステルダークグレー” “ディープパープリッシュブルーメタリックC” “マットダークグレーメタリック6”の全3色で、後者は“ブルーイッシュホワイトメタリック2”の1色のみとなる。

MT-10 ABS

価格

192万5,000円(税込み)

カラーバリエーション

パステルダークグレー・ディープパープリッシュブルーメタリックC・マットダークグレーメタリック6

MT-10 SP ABS

価格

218万9,000円(税込み)

カラーバリエーション

ブルーイッシュホワイトメタリック2

MT-10 ABS/MT-10 SP ABS 主要諸元

※〈　〉内はMT-10 SP ABS

認定型式／原動機打刻型式

8BL-RN78J／N537E

全長×全幅×全高

2,100mm×800mm×1,165mm

シート高

835mm

軸間距離

1,405mm

最低地上高

135mm

車両重量

212kg 〈214kg〉

燃料消費率 ※1

国土交通省届出定地燃費値 ※2： 23.8km/ℓ(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 ※3： 15.6km/ℓ 1名乗車時

原動機種類

水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ

気筒数配列

並列4気筒

総排気量

997㎤

最高出力

122kW（166ps）／11,500rpm

最大トルク

112N・m（11.4kgf・m）／9,000rpm

エンジンオイル容量

4.90ℓ

燃料タンク容量

17ℓ（無鉛プレミアムガソリン指定）

吸気・燃料装置/燃料供給方式

フューエルインジェクション

タイヤサイズ(前／後)

120/70ZR17M/C(58W)／ 190/55ZR17M/C (75W)

乗車定員

2名

※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法、車両状態（装備、仕様）や整備状態などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。

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