[EICMA2022]スズキが新型エンジン搭載のVストローム800DEとGSX-8Sを発表

2022年11月10日

イタリアのミラノで11月13日（日）まで開催されるEICMA2022（ミラノショー）にて、スズキが新設計の並列2気筒776㏄エンジンを搭載したモデル2台を発表した。アドベンチャーモデルのVストローム800DEとスポーツネイキッドモデルのGSX-8Sだ。

V-STROM 800DE

価格：未定

カラーリング名：チャンピオンイエローNo.2・グラスマットメカニカルグレー・グラススパークルブラック

クランク軸に対して90度に一次バランサーを2軸配置したスズキクロスバランサーを、量産二輪車で初めて採用した新設計エンジンを搭載した新型Vストローム800DEは、ツーリングの相棒としてはもちろん、毎日の通勤＆通学の足としても使えるような、オールラウンドなアドベンチャーバイクを目指したモデル。

さまざまな走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S（スズキ・インテリジェント・ライド・システム）を採用。トラクションコントロールシステムに専用のG（グラベル）モードを設定することに加え、リヤブレーキのABS解除モードがあるなど、未舗装路でのコントロール性の高さが追求されている。調整機能付きの前後サスペンションや大径21インチのフロントホイール、セミブロックパターンタイヤなどが採用されているのも特徴だ。

2023年2月より欧州・北米を中心に販売開始され、国内販売は現時点では未定だ。

ロングストロークの前後サスペンションを採用。ホイールトラベルは220㎜を確保する

V-STROM 800DE 主要諸元

全長×全幅×全高: 2,345mm×975mm×1,310mm
シート高: 855mm
軸間距離: 1,570mm
車両重量: 230kg
原動機種類: 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列: 並列2気筒
総排気量: 776㎤
最高出力: ―kW(―ps)／―rpm
最大トルク: ―N･m(―kgf･m)／―rpm
燃料タンク容量: 20ℓ
タイヤサイズ(前／後): F=90/90-21　R=150/70-17
価格: 未定

GSX-8S

価格：未定

カラーリング名：パールコスミックブルー・パールテックホワイト・メタリックマットブラックNo.2×グラススパークルブラック

Vストローム800DEと同じ新設計のエンジンを搭載するGSX-8Sは、ライダーの年齢やスキルを問わず多様なライディングを楽しめるような、フレンドリーさとキャパシティの広さを追求したモデル。

電子制御システムS.I.R.S（スズキ・インテリジェント・ライド・システム）には、３つの中から出力特性を選択できるSDMS（スズキドライブモードセレクト）や、トラクションコントロールを３段階から選択できる機能などを搭載。さらにクラッチやスロットルの操作不要でシフトアップ＆シフトダウン可能な双方向クイックシフトシステムも採用することで、さまざまな走行シーンに対応しやすい特性が与えられている。

なおGSX-8SもVストローム800DEと同じ海外向けモデルだが、GSX-8Sは2023年3月より販売開始される。欧州・北米を中心に販売開始がスタートし、その後、全世界で順次販売される。Vストローム800DE同様、国内販売の時期は未定。