摩耗してもグリップ力を持続させる！
基本性能を高めたうえでグリップ力の維持に注力
車体のパーツで唯一、路面と接するのがタイヤだ。グリップ力の高いタイヤを履くと接地感が高まり、コーナリングでも安心してアクセルを開けられる。スポーティな走りを楽しむうえでも欠かせない要素である。しかし、タイヤのゴムが摩耗するにつれてグリップ力は低下してしまう。そこでダンロップは、スポーツラジアルタイヤの『スポーツマックス』シリーズにおいて、タイヤの摩耗とともにグリップ性能が低下することを抑制するという『ロードスポーツ2』を新発売した。
このタイヤはサーキットユーザーとシティユーザーのちょうど中間に位置し、ワインディングやツーリングを楽しみたい人に向けたオールマイティなモデル。スポーツランに求められるグリップ性能やハンドリング性が強化されたことに加え、タイヤ摩耗末期までグリップ力を持続させる新設計となり、従来の『ロードスポーツ』より1.3倍のロングライフを実現したという。
2月の発表会では元レーサーの北川圭一氏と八代俊二氏が前モデルと比較走行した感想を解説。雪解け水が残るシビアな路面状況下でも安心して走れるグリップ力があり、ギャップの吸収性も高いことでツーリングで疲れにくいという。新型のタイヤはそんなに性能が違うのだろうか？ということで、普段使用している愛車に装着した。最初の皮むきから徐々にその性能を発揮できるようになると、違いは歴然。古いタイヤとの比較と差し引いても安心感が格段に違う。タイヤの交換時期にある人はぜひ検討してみよう。
実際に走って接地感の増したのを実感！
今使っているタイヤの溝はまだ十分にあるのに接地感のなさに違和感があり、思い切ってこの新タイヤを装着。するとコーナーでのフワフワ感がなくなり前輪から接地している感覚が強く戻ってきた。新品タイヤとはいえ、ハンドリングもよくなった印象で思わぬほどに楽しくなり久々に走り回ってしまった。峠のコーナーでも安心して車体を寝かせられる手ごたえもあった。タイヤには気をつかってお金をかけたほうがいいと言われるが、その理由がよくわかる。しかもグリップ力が低下しづらいとのことなので大いに期待したい。
SPORTMAX Roadsport2 サイズ表
