安全のために後方視界をしっかり確保しよう! バイクのミラー調整方法

まず最初に身に付けておくべき大切な調整パーツ “ミラー”

教習所では必ず乗車前に行なうミラー調整。それだけにライダーがまず最初に身に付けておくべき大切な調整パーツだといえる。マシン操作に直接影響する部分ではないとはいえ、後方を確認することは安全にバイクに乗るためには必要不可欠な項目なので、キッチリと自分に合った位置に合わせておきたい。

使用する工具
コンビネーションレンチ
メガネレンチと呼ばれるサークル状のレンチはミラー調整では使用できない。そのため左側のコの字型になっているオープンレンチと呼ばれる部分を使う。MT-25では17mmを使用

1. まずは手で調整

まずは手で調整
ほとんどの場合はこの調整だけでOKだ。工具不要で簡単に動かせる部分だけど、それだけに軽い接触や振動で位置が変わりやすいので、こまめに調整しておきたい

2. ナットを緩める

ナットを緩める
手の調整だけで不十分な場合は、ステーの角度を調整することで視認性を大きく変更することができる。ちなみにステーは左右とも転倒時に衝撃を逃がせるよう、車体後方側に回すと緩む構造になっていることが多い。かつてはヤマハ車と一部の外車のみの機構だったけれど、近年ではメーカーを問わず採用しているケースがあるのでマニュアルで確認しておこう

3. 乗車姿勢をとりながら最終調整

乗車姿勢をとりながら最終調整
最後はまたがって調整。写真のように車体後方に対象物があると合わせやすい。左右のミラーで真後ろが確認でき、なおかつ死角が少ない位置に合わせておこう

ココがポイント!

横から見てステーが一直線になるように

横から見てステーが一直線になるように
ミラーの構造上“ステーが真横に一直線 = もっとも視界の幅が広い”ということになる。 視界が広いほど安全につながるので、優先して調整したいポイントだ

ハンドルやレバー高の調整をしたら要チェック

ミラーステーはレバーホルダーと一体になっているモデルが多い。そのためハンドル調整をしたらレバーの高さも変わり、レバーの高さが変わればミラーの視界も変わる。ハンドル・レバー・ミラーの3つはセットで調整するものだと考えておこう。

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