パーキングエリア(PA)
地図上では「PA」と略記される。高速道路や自動車専用道路などに約15kmごとに設置されている休憩施設。駐車場やトイレ、飲食店、売店などが設けられている。一般的にはサービスエリアよりも規模が小さい。
バースト
タイヤが破裂してしまうこと。発生する代表例は高速連続走行時で、タイヤの空気圧不足が主な原因。タイヤへの負荷が大きくなる高速連続走行時、タイヤ空気圧が低いと“たわみ”が大きくなる(=スタンディングウェーブ現象)。たわみが連続するとタイヤは異常発熱し、最終的には破裂してしまう。
パーツリスト
1台のバイクに使われている純正部品を記載した本のこと。自分でメンテナンスしたい人はサービスマニュアルとあわせて用意しておきたい。欲しいパーツリストのメーカーを取り扱うバイクショップや用品店で購入できる。
排気量
エンジンが一度に吸い込める混合気の体積のこと。単位として用いられるccとはCubic Centimeterの略で㎤と同じ。
バイザー
直訳するとvisor=かぶとや帽子などのひさし。バイク用語としては、メーターまわりに設置してある小型のスクリーンを指すことが多い。また、ジェットやオフロードヘルメットなどに装着する(されている)、帽子のつばのようなカタチをしているパーツのこともバイザーと呼ぶ。
ハザードランプ
渋滞を後続車に知らせたり、駐停車時に追突を防ぐため注意をうながすなど、緊急を知らせる際に左右のウインカーを同時に点滅させるサイン。純正採用されていない車種もある。
8耐
鈴鹿8時間耐久ロードレースの略。1978年に初開催され、1980年から世界耐久選手権の1戦として位置付けられており、8時間での周回数を競う。毎年、三重県の鈴鹿サーキットで行なわれ、近年は7月下旬に開催される。日本最大のロードレースでもある。
パッキング
packing=荷造りのこと。ツーリングなどでバッグに荷物を詰め込むことをいう。
バックファイア
エンジン内の爆発が、点火時期の狂いなどの原因で吸気側(エアクリーナーなど)へ逆流すること。対して、エンジンで完全燃焼しなかった混合気がそのまま排気され、マフラーの中で爆発するのはアフターファイアという。
バックレスト
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バッテリーあがり
なんらかの原因でバッテリーの電圧がセルモーターを満足に回せないくらい低下(放電)してしまった状態。
パドック
ピットの裏側。レースに参加する選手やチームの関係者が機材やテントを持ち込んで、レースの準備や休憩を行なう場所。ピット同様、関係者しか立ち入ることはできないが、レース開催時に有料で開放される場合もある。
バネ下重量
サスペンションより下のパーツの総重量。具体的にはタイヤ、ホイール、ブレーキまわりなどをすべて含む重量。ハンドリングに影響するので軽量であるほうが望ましいとされている。
並列2気筒エンジンのことで、シリンダーが平行に並んでいるタイプ。バーチカルツインとの違いは、車体に対してシリンダーが垂直方向に直立しているのか、そうでないかの違いだけ。
馬力
馬力規制
バイクの重大事故が多発した80年代から2007年6月30日まで存在した、車両メーカーの国産車に対する自主規制。250cc以下は45ps(92年以降は40ps)、750cc以下は77ps(同72ps)など車両メーカー側が規制を設けていたが、大型二輪免許取得の簡便化や海外メーカーの日本進出などを受け、現在は撤廃ずみ。
シリンダーへの吸気や排気を出し入れするために開閉・往復運動する弁のこと。バルブの数によってエンジンの性格が変わる。なお、ヘッドライトなどの電球も“バルブ”と呼ばれるので混同しないよう注意しよう。
パワーウエイトレシオ
車重÷出力で求められる数値で、1馬力あたりどれだけの重さを負担しているかを表す。この数値が小さいほど軽量、ハイパワーなハイパフォーマンスマシンということになる。
パワーバンド
搭載されているエンジンがもっとも効率よく働く回転域のこと。「パワーバンドが広い(狭い)」というように、エンジン特性を説明する際に使うことが多い用語だ。
半クラッチ
クラッチがつながりかけたままの状態のこと。発進時などに使う。エンジンパワーが足りず回転が上がらないときは半クラッチを使うことで補うこともできる。ただし回転数を上げて長時間行なうとクラッチの摩耗を早めるので注意。
ハンドルロック
その名のとおりハンドルをロックすることで、盗難抑止のために考えられたモノ。フレームのヘッドパイプ近くにカギ穴が設置されていることもあるが、イグニッションスイッチで操作することが多い。
半ヘル
頭の半分上部だけを保護するヘルメットのこと。顔に風を受けて開放的だが、その反面、頭の下半分は覆われていないので安全性は低い。法律上、125㏄以下用しか販売されていない。
ピーキー
アクセル全閉から全開までなだらかにパワーが上がるのではなく、ある回転数から突然、力強さを増すような特性のことをいう。「ピーキーなエンジン」のように使われる。
ハングオフのフォームで旋回中、ヒザが地面に接地すること。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年5月25日(木)
ビッグバイク
正確な定義はないが、おおむね750㏄以上の大排気量車全般を指す。用途としては対比的に使われることが多い(ミドルクラスは軽快だけどツーリングではビッグバイクが安定していて楽、など)
ピット
バイクあるいはクルマのレースが行なわれるサーキット内にある建物。主にマシンの整備を行なうほか、ライダーや関係者の待機所となる。また、レース中は参戦チームの指揮所となり、ピット前でタイヤ交換や給油などが行なわれる。
引っぱる
低速ギヤのまま高回転域までアクセルを開け続け、各ギヤの限界まで加速性能を引き出そうとすること。
そのパーツがはめ込まれていること。ウインカーがカウルに埋め込まれているスタイルのことを「ウインカーはカウルにビルトインされる」と説明する際に用いる。
φ
直径を表す記号で“ファイ”と読む。フロントフォークのインナーチューブ外径やブレーキローターのサイズ表示でφ41㎜やφ320㎜というように使われる。
ファクトリー
「ワークス」の欄へ。
Vツイン
V型は2つのシリンダーがV字に傾いたレイアウトになる。独特の鼓動、排気音にファンも多い。スポーツバイクにはV字の角度が75〜90度Vツインが多く。アメリカンなどのモデルにはさらにV字の角度が狭い(挟角)Vツインエンジンが採用され、もちろんキャラクターも鼓動感も違う。
本日の相棒は、スズキのVストローム650のスポークホイール仕様、XTの方。従来モデル比でずいぶんエンジンフィーリングが変わってますね。従来モデルはもっとこうドカドカッという小粒なパルス感があった記憶がありますが、モデルチェンジした新作は、バイイインと軽やかにフケあがるキャラクターになってます。また、気になる新装備のトラクションコントロールの介入具合を知りたいんだけど、このあたりにダートってあったっけ?
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年6月27日火曜日
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2016年12月6日火曜日
フェード
ブレーキを多用することでブレーキ経路に気泡が発生するなどのトラブルで、効きが鈍くなってしまうこと。ちなみに発熱で油圧システム内に気泡が生まれて圧力が伝わらなくなりブレーキが効かなくなるのはベーパーロック(vapor lock)現象である。
フェアリング
フェンダー
前後輪の上に装着されている泥よけ。前輪はフロントフェンダー、後輪はリヤフェンダーと呼ぶ。リヤフェンダーは泥よけとしてだけでなく、タイヤが回転することによって生まれる空気抵抗を低減させる役目を担うモノもある。
燃料供給噴射装置のこと。コンピュータ制御で気温や気圧などに合わせ、空気とガソリンの比率を細かく算出できる。高燃費、環境性能を実現しやすい。略してFIともいう。
プライベーター
レースに個人、ショップ、クラブなどの単位で参戦しているチームのこと。
フライホイール
クランク軸に取り付けられるオモリ。和名は弾み車といい、エンジンが回転し続けるための慣性力を生み出すほか、振動を消すバランサーとしての役目もある。エンジンの吹け上がり感はこのパーツの重さや大きさが多分に影響する。
ブラインドコーナー
Rがきつく、壁などの障害物があって入口からでは出口が見えないコーナー。対向車が突然現れたりするので十分な注意が必要である。
「スパークプラグ」の欄へ。
フラッグシップ
各メーカーのラインナップのトップモデル。豪華装備が与えられていたり、ハイパフォーマンスを誇るマシンが多い。
「FMX」の欄へ。
フリクションロス
friction=摩擦。主に金属部品同士に摩擦が起き、力を損失してしまうこと。これを減らすことで、燃費の向上、パワーアップなどにつながる。
振り分けバッグ
リヤシートの左右両脇に振り分けて設置するバッグのこと。ツーリングで荷物をたくさん積むときなどに便利。
「カウル」の欄へ。
フルサイズ
一般的にはフロント21インチ、リヤ18インチのホイールを装備したオフロードモデルのことを指す。あるいは前後17インチホイールの原付モデル、たとえばホンダ・NS-1などを指すこともある。
ハンドルを左右どちらかに限界まで切ること。小さくUターンしたいときなどに使う。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2018年1月31日(水)
フルスロットル
アクセルを全開にすること。
フルフェイス
レーサーなどがかぶっている、アゴまでを守るタイプのヘルメット。安全面ではもっともすぐれている。
ブレーキシュー
ドラムブレーキの制動をつかさどるパーツ。ドラム内部に配置され、シューがドラムに押しつけられることによって制動力を発生させる。
プロテクター
転倒などによって、肩やセキツイなどの身体に受けるダメージを軽減させるためのアイテム。スポンジなどを使用したソフトタイプと、プラスチックなどを採用したハードタイプがある。
前輪をはさんでいる2本の棒のこと。伸縮してショックを吸収する。食器のフォークに似ていることから名付けられた。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年8月9日(水)
ヘアピン
ヘアピンコーナーの略。髪を留めるヘアピンのように進行方向が180度変わるようなきついコーナーのこと。
ベアリング
bearing=軸受け。回転する軸を支え、動きをなめらかにする働きがある。たとえば前後輪を支えているアクスルシャフト(軸)はそのまま取り付けると、タイヤが回転することによって生まれる摩擦でうまく動かなかったり、すり減ったりしてしまう。そこで摩擦を減らすベアリングが必要になってくる。
ベルクロ
正式名称:面ファスナー。広く認識されているのはいわゆるマジックテープという名称だが、ベルクロはベルクロ社の、マジックテープはクラレ社の登録商標。
ベンチレーション
空気を取り込むこと。バイク用語としてはヘルメットやウエアの一部に通気口を設け、外気を吸入して放熱する機構を指す。
ホールショット
レースで、スタート直後の第1コーナーに1番早く進入すること。
ボアアップ
ピストン径を変えて排気量を増加させる(させた)こと。例)「400㏄を500㏄にボアアップした」
保安部品
ウインカーなど公道を走るために必要な部品のこと。
法定速度
法律で定められている最高速度のこと。一般道の場合は基本的に60km/hとなるが、実際の道路ではさらに規制されている場合が多い。50cc以下は例外で、30km/hが法定速度となる。
法定点検
法律で義務付けられている点検のこと。12ヶ月および24ヶ月ごとに、それぞれ所定の項目を点検・整備しなければならない。なお、24ヶ月点検は車検とは異なる。
ポケバイ
ポケットバイクの略で、日本で誕生したミニチュアサイズのバイク。子どもにも扱うことができるが、公道走行は不可。
ポット
ブレーキキャリパー内のピストンが収まる穴のこと。対向6ポットキャリパーはディスクローターをはさんで3個のピストンが向かい合っているキャリパーとなる。
ボルトオン
パーツや車体自体を削ったり切ったりという加工を必要とせず取り付けることができるパーツのこと。「このステップはボルトオン」という表現で用いる。