バイク用語辞典

『せ』から始まる用語

  • 正立(フォーク)

    アウターチューブが下になり、その中にインナーチューブがあるフロントフォークのこと。通常のフロントフォークはこの正立フォークだが、スポーツモデルやオフロードモデルなど一部の車両はそれを逆にすることで全体の剛性を高めた倒立フォークを採用している。

  • 絶版車

    現行販売されなくなった車種のこと。生産中止になった時点で絶版車と呼ぶので、年代の新しい車種から古い車種まである。

  • セパレートハンドル(セパハン)

    左右のグリップが独立したタイプのハンドル。ライダーは走行時に伏せた前傾姿勢になる。

  • セル

    スターターモーターによってクランクを回し、エンジンをスタートさせる方式。

    ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年12月27日水曜日

  • セルフステア

    人が乗っていないバイクを垂直にして後ろから押し、動き始めたら左右どちらかに傾ける。するとハンドルが勝手に切れ込んでいく。この状態をセルフステアという。これを活かすことによってバイクはラクに曲がることができる。

  • 前後連動ブレーキ

    前ブレーキ、または後ろブレーキのどちらか一方を操作すると、前・後輪、両方のブレーキが適切なバランスで作動するブレーキシステムのこと。コンビブレーキともいう。

  • センタースタンド

    サイドスタンドと違い、バイクを傾けずに停めておけるスタンドのこと。リヤタイヤを持ち上げるようなかっこうになるのでチェーンに注油するときなどは便利。ギヤが入らないためサイドスタンドだと坂道などで勝手に進む恐れのあるスクーターや、ツアラー的な要素を持つ車種によく採用される。

  • センタートンネル

    スクーターの構造に使われる用語で、左右のステップボードの間にある盛り上がった部分のこと。スポーツ性の高いスクーターほどこのセンタートンネルが高く、乗り降りがしづらくなる傾向にある。というのも車体剛性を確保するためにはフレームをより高い位置に通す必要があり、この部分が高くなってしまうのだ。一方、走行性能よりも、乗り降りなどの利便性や服装の自由度を優先するスクーターはこの部分をフルフラットにすることにこだわる。一口にスクーターといっても、このセンタートンネルがあるかないかで、スポーティな走りなのか? 利便性重視なのか? が判断できるのだ。