電気的なロスを軽減させるためのカスタム手法。アース線を追加して電気の流れをよくすることで、バイクが本来持っているパフォーマンスの発揮を目指している。
アイドリング
エンジンをかけてアクセルを開けていない状態。たとえば信号待ちなどで停まっているときのこと。
アウターチューブ
axle=車軸の意味。ホイールと車体をつなぎとめるためにホイールの中心に取り付けられた軸を指す。
混合気(ガソリンと空気が混じったもの)をどのくらい圧縮するのかを表す。同じ排気量なら圧縮率が高いほど爆発力は大きくなるが、あまり圧縮しすぎてもうまく爆発しなくなってしまう。圧縮比が10:1なら、混合気を10分の1に圧縮することである。
アッセンブリー
Assy(アッシー)ともいう。いくつかの部品が集まって一つのパーツを作っている状態。たとえばキャブレターはケースとその中身の部品とでできている。アッセンブリーで交換となったら、どこか一部の部品が壊れたときでも、その部品だけではなく全体で交換するということになる。
バイクのジャンルで、高速巡航走行とオフロード走行という相反する性能を高次元でバランスさせたモデルを指す。世界一周や過酷なパリ・ダカールラリーを標榜しており、タフさも求められる。総じて大きく重い。
アフターマーケット
ロー&ロングを強調したり、手足を前方に投げ出すような乗車姿勢が特徴の国産モデルの総称。クルーザーともいう。
アンコ抜き
シートのクッション材を削り取ってシート形状を変えること。シートが低くなり足着き性が向上するが、快適性は低下する。
ECU
エンジンコントロールユニットのことで、頭文字からECU と略称される。『いーしーゆー』と読む。主に吸排気系に配置したセンサーと連動し、燃焼状態を把握。気象や気温、気圧なども測定して最適な燃料噴射量になるよう吸気系の制御を行なう仕組みのこと。それ以外にもバイクのメインコンピュータとして車体制御など全般的な制御を司る役割も担う。
エンジンに点火する発火装置。バイクのカギをイグニッションキーとも呼ぶ。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年12月27日(水)
インジェクション
フューエルインジェクションの略称。「フューエルインジェクション」の欄へ。
フューエルインジェクションにおいて、燃料を微粒子化し吸気ポートに送り込む燃料噴射装置のこと。
インナーチューブ
ウインドプロテクション
走行風を防ぐ効果を指す。体に当たる風の抵抗が少なければ「ウインドプロテクションがいい」という。
燃料供給装置が吸入する空気中のホコリや異物の進入を防ぐエアフィルターを収納しているボックスのこと。
外部から吸入する空気を、ガソリンと混ぜる前にキレイにするパーツ。これがないとキャブレターやエンジンに大気中のゴミが入ってしまい、トラブルの原因になることもある。
HID
High Intensity Discharge=高照度放電装置のことだが、HIDを使ったライトを指すことが多い。通常、バイクのヘッドライトは電球内のフィラメントが発熱、発光することによって明るさを得るが、HIDは、高電圧の電流を放電することによって発光する。ハロゲンランプなどと比べて明るく、寿命が長いことが特徴。ただし配線が車体全体を通過する形になることから現在ではLEDに移行している。
エキゾーストノート
排気音のこと。
エンジンから伸びる排気用のパイプのこと。サイレンサーと呼ばれる後部の消音装置は含まない。
X-GAME
エクストリームゲーム。ジャンプなどのハデな演技をしてポイントを競う。モトクロス、BMX、スノーボードなどで行なわれる競技。FMX(フリースタイルモトクロス)もこのなかに入る。
FI
「フューエルインジェクション」の欄へ
エンジンオイル
エンジンの内部を循環することで各部の潤滑、洗浄、冷却、燃焼室密封などを行なうオイル。走行や経過期間にともなって劣化、減少するので、定期的に交換する必要がある。
エンジンガード
転倒時にエンジンまわりへ受ける衝撃を軽減させるパーツのこと。スラッシュガードやスライダーもこれと同じような効果を持つ。
エンジンブレーキ(エンブレ)
アクセルを閉じたときに生じる抵抗のこと。アクセルを開けたときはエンジンがタイヤに動力を伝えてバイクは加速する。逆にアクセルを閉じると惰性で回り続けるタイヤが、回転を下げようとしているエンジンを回そうとして抵抗が発生する。これがエンジンブレーキの原理。5速よりは4速、3速よりは2速と、低いギヤになるほどよく効く。スクーターはその構造上一部のモデルを除き、エンジンブレーキの効きは弱い。
エンスー
Enthusiast(エンスージアスト)という英単語の略。意味は「熱心な人」。転じてバイクやクルマに詳しい人、情熱を注ぐ人を指すようになった。
エンスト
エンジンストールの略で、エンジンが止まってしまうこと。バイクの調子が悪いのでなければ、ギヤの入れ違いやクラッチ・アクセルの操作ミスによることが多い。
オフロードバイクでの人命救助が発展してできたモータースポーツ。約60年前にヨーロッパで発祥した。林道のような場所を短くて1時間、長い場合には6日間も走り続ける。ヨーロッパ、アメリカでは非常にメジャーな競技。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2017年8月19日(土)
OEM
相手先ブランドにより販売することを目的とした受注生産。たとえばかつて、カワサキのバリオス-ⅡをスズキでGSX250FXとして、あるいはスズキのスカイウェイブ250タイプSをカワサキがエプシロン250として販売するケースがあった。
カムシャフトがシリンダーの横に配置され、プッシュロッドによりロッカーアームを押し上げてバルブを動かすものをOver Head Valve(OHV)式という。
ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2016年12月6日(火)
オートシフター
シフト操作を探知すると瞬間的に点火をカットし、ペダル操作だけでギヤチェンジ可能な電子制御システム。 クイックシフターや単にシフターと呼ばれることもある。 クラッチレバーを使わずシフトチェンジできるため、シフトチェンジに要する時間や動作を低減できるなどメリット多数。レーサーでまず普及し、現在はツアラーなどにも採用されている。
AT限定免許
AT=オートマ(オートマチック)限定免許。ギヤチェンジとクラッチ操作を必要としないバイクだけを運転できる免許のこと。排気量区分は650㏄まで乗れる「大型」、400㏄までの「普通」、そして125㏄までの「小型限定普通」の3種類だったが、2019年12月1日より改定され、AT限定大型二輪から排気量制限が撤廃されている。
オーナーズクラブ
同じ車種に乗る人たちが、情報交換をしたり、ツーリングに行ったりするために集う団体のこと。
オーバーステア
旋回中にステアリングが内側に切れ込むこと。
オーバーフロー
主にキャブレターからガソリンがあふれ出ることを指す。場合によってはエンジンにまでガソリンが流れ込んでしまうという事態をまねくこともある。
オービス
自動速度取締装置。道路の上に設置したものや、道路の下にセンサーが埋め込んであるものなど、スピード違反を取り締まるカメラ付きの装置。速度違反があった場合、速度を感知して違反車の証拠写真を撮影、後日警察から出頭命令が郵送されてくる。
交流式発電機、充電器のこと。エンジンの動力を利用して、走行中にバッテリーを充電する。その他にも照明や点火装置への電力供給も行なう。
オンロード
アスファルトなどで舗装された路面のこと。
オン/オフ
アクセルを開けることがオン、閉じることがオフ。「アクセルオンに対して…」などというように使われる。オンロード、オフロードの略として使われることも。