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ミドル史に名を刻む名車たち vol.06 KAWASAKI GPZ400R〈ヒストリー編〉

車両インプレ・解説
ミドル史に名を刻む名車たち
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2024年2月1日
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GPマシンのテクノロジーをロードスポーツのZに注入するという開発目標が語源。元はZ-GPだったがフレームマウントカウル付きからGPzとなる。名車の称号が与えられたモデルを振り返ってみよう

HISTORY OF GPZ 〜名車の称号“GPZ”とは？〜

’84 GPZ900R
次世代のZを目指して開発された世界戦略車。左右非対称のDOHC水冷4気筒エンジンをダイヤモンドフレームにドッキング。カワサキ独自のエアロチューニングもほどこされ、900㏄ながら世界最速マシンの座に君臨した。初代ニンジャだ
’83 GPz1100
Z1000J系エンジンを1,100㏄までスープアップ。跳ねるイルカをイメージさせるスリークなエアロボディをまとった空冷Z系の最終兵器。最強にして究極と輸出先の各国で賞賛されたフラッグシップモデル
’83 GPz400
フレームおよび足まわりの基本は、先代Z400GPを踏襲。エンジンはリファイン。フレームマウントのハーフカウルやスリークなスタイリングは兄貴分GPz1100ゆずり。タンク上のデジタルメーターが斬新だった
’85 GPZ250R
エンジンおよびフレームにGPZ900R思想を用いたブランニュー。全域フラットトルクかつレブリミットまでストレスなく吹け上がる水冷2気筒エンジンを搭載。外装にボルトオン着せ替えシステムを採用した意欲作
’83 GPz250
250㏄クラス専用設計で好評だったZ250FTの後継機種。スタイリングは兄貴分ＧＰｚシリーズの流れを汲むスリークデザイン。スチールチェーン比2〜3倍の耐久性を誇るベルトドライブはレースシーンでのテストを経て導入された
’86 GPZ400S
GPZ900Rのそれを半分に切ったようなエンジンを搭載。ハーフニンジャの異名を持つライトウエイトスポーツ。欧米ではシティコミューターとしての需要が高く人気だった。スタイリングはGPX系に近い
’83 GPz400F
GPz400のマイナーチェンジ版。パワーは54psとなり、スペック的には他社製ライバルに肩を並べた。ビッグバイク並みの装備と大柄な車体がもたらす高級感と安定指向から、ツアラーモデルとして人気を誇っていた
’86 GPz400F-Ⅱ
GPz400Fのノンカウル版（今のネイキッドにあたる）としてデビュー。運動性能に差はなくメーターまわりはZ‐GPテイスト。ワンランク上のイクイップメントを多用し、質感の高さから根強い人気車となった

 

※本記事は『Under400』No.011（2008年10月6日発売）に掲載された当時の内容を再編しています

 

KAWASAKI GPZ400R 〈前編〉はこちらKAWASAKI GPZ400R 〈後編〉はこちら

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